社会人1年目、年収は400万円ちょっと、そして一人暮らし。
そんな“ごく普通の若手社会人”だった僕が、
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(通称:アメプラ)を発行してみたら…。
「審査、通るの?」「年会費、高すぎじゃない?」「1人で使いこなせるの?」
正直、僕も最初はそう思ってました。
でも実際に使ってみると、「社会人1年目の今こそ価値があるかも」と思える特典もたくさんありました。
このページでは、僕がアメプラを発行した理由・審査の通過体験・実際に役立った特典をリアルな感想とともに紹介していきます。
同じように「若いうちからアメプラってアリ?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです!
社会人1年目でもアメプラは持てる?僕が発行を決めた理由と審査通過の話

僕がアメックス・プラチナカードを発行したのは、社会人1年目のとき。
年収は400万円ちょっと、1人暮らし、特別な肩書きもない“ごく普通”の若手会社員です。
正直、自分でも「審査、通るの?」と思っていましたが、結果的にすんなり通過。
今振り返ると、アメプラを選んだのには明確な理由がありました。
以下、僕が発行を決めた3つの理由と、審査に関するポイントを紹介します。
理由①:プラスチック製の追加カードが作れるから
アメプラ本体は金属製ですが、自動でプラスチック製の追加カードも発行されます。
実はこれ、僕にとってはすごく重要でした。
というのも、以前使っていた「ゴールド・プリファード」は金属製カードのみ。
券売機などではうまく使えない場面が多かったんです。
特に、定期券の更新などは有人窓口か券売機が必要になることも多く、プラスチック製のサブカードがあると助かるシーンが多かったんですね。
理由②:FSG(フリーステイギフト)の取得条件がやさしい

アメックス・プラチナを選んだ2つ目の理由は、無料宿泊特典「FSG(フリーステイギフト)」の条件が非常にゆるいことです。
これだけで、年間4~6万円分の価値がある非常に重要度の高い特典です。
例えばゴールド・プリファードでは、FSGをもらうには年間200万円の決済が必要。
一方プラチナでは、年会費を払って継続するだけでFSGがもらえます。
僕のような1人暮らしの場合、
毎月の生活費はだいたい16万円(家賃5万〜7万円を含む)と言われており、実際私もそのくらいです。そのため、年間200万円を達成するのはギリギリで場合によっては届かない可能性もあります。
でも、条件なしでFSGがもらえるなら、「少ない手間で恩恵を受けられる」という安心感がありました。
▶ 参考:
理由③:イベントの優待枠が豪華だった
最後の決め手は、アメプラ限定のイベント優待が充実していたことです。
例えばこの記事を書いている時点では、
- 醍醐寺・二条城での観桜プラン(プラチナ専用枠あり)
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの貸し切りイベント(ニンテンドーエリアはプラチナ専用)
といった豪華なイベントが用意されていました。
こういった特典って、若いうちだからこそ楽しめると思うんです。
休日の過ごし方が少し特別になる――そんな体験ができるのも、アメプラの魅力でした。
イベントに関しては、別記事で詳しく解説しています。
興味のある方は読んでみてください。
補足(審査通過について)
ちなみに、「なぜ審査に通ったのか?」という点ですが、
アメックスの場合、「支払い能力」よりも「これまでの利用実績」や「信頼性」が重視される傾向があります。
僕はそれまでアメックスのカード(ゴールド・プリファード)を半年以上使っていたこと、
支払いの遅延がなかったことが、審査にプラスに働いたのかもしれません。
アメックス・プラチナの基本情報まとめ【年会費・家族カード・決済対応】

アメックス・プラチナ(通称:アメプラ)の基本情報について、まずはサクッと整理します。
詳細な特典や使い心地は後半で紹介しますが、まずは気になるであろうポイントだけを簡潔にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 税込 165,000円(1日あたり約452円) |
追加カード | 本会員名義で1枚、自動発行 |
家族カード | 4枚まで無料で発行可能 |
ETCカード | 発行手数料935円(税込) 年会費無料 |
タッチ決済対応 | 全カードに対応 |
Androidの対応状況 | 非対応(Apple Walletのみ) |
カード素材 | 金属製 |
補足と所感
年会費:高いけど「どう使うか次第」
年会費は税込16万5,000円。かなり高額ですが、1日あたりで換算すると約452円。
コンビニ弁当1個分くらい――と考えると、意外と“あり”に思えてきたのが正直なところでした。
ただし、それでも高いことには変わりありません。
このカードを使うと「自分の生活がどう変わるか」まで考えれると、価値を最大化できると思います。
たとえば「無料宿泊」「空港ラウンジ」「イベント優先枠」などがそれにあたります。
詳細は後述します。
家族カード:実家の親に渡すのもアリ?
家族カードが4枚まで無料で発行できるのは、実はかなり太っ腹です。
そのうえ、旅行保険なども本会員とほぼ同様の内容で、特典も一部利用でき、コンシェルジュまで利用できます。
僕はまだ独身ですが、保険が充実しているため両親や渡して活用する人も多いようです。
もちろん、夫婦・パートナーで分け合う形も◎。
詳しくは:
タッチ決済:iPhoneユーザー向け
Apple Pay対応なので、iPhoneユーザーなら日常の決済も快適。
ただし、Android端末ではタッチ決済が使えないので、ここは注意点の一つです。
私は、最初の数か月はAndoroid端末でしたが、それで不便だったと思うことは少なかったです。
カード本体のタッチ決済もあるので、不便極まりないということはないので安心してください。
でも、iPhoneに変更したときは感動しました。
駅の改札やコンビニで、カードを出さずにピッと払えるのは想像以上にラクで、もう戻れません(笑)
ETCカード:有料だけど…
年会費が高い割にETCカードの発行手数料(935円)は有料なのは、ちょっと残念。
僕は車に乗らないのであまり影響ありませんが、車移動が多い人にとってはコスパを考えるポイントかもしれません。
支払いをまとめることはできなくなりますが、別カードで発行するのも検討してみてもいいかもしれません。
ひとことまとめ
正直、年会費の高さは誰でも最初に感じる“ハードル”です。
ですが、細かい点にも注意しながらアメプラを選ぶことで、「高いだけのカード」ではなく「生活を底上げしてくれる相棒」になると思います。
アメックスプラチナの審査と発行の流れ:社会人1年目でも通過できた実体験

アメックスプラチナは「招待制(インビテーション)」のイメージが強いかもしれませんが、実際には、条件を満たせば自分で切り替え申請も可能です。
私の場合、アメックスゴールド・プリファードを約半年使い、100万円ほど決済した頃に、Web上で切り替え案内が表示されました。
インビテーションが届いたときの状況
- 社会人1年目(年収 約400万円)
- ゴールド・プリファードを半年で100万円利用
- 滞納・延滞なし/ほぼ毎月利用
おそらく、以下のような条件が満たされるとインビテーションが届くのではと思います。
- アメックスゴールドまたはゴールドプリファードを保持
- 安定してカードを利用している(できれば高額決済あり)
- 滞納・遅延のない健全な支払い履歴
申し込みは超簡単!流れはこんな感じ
私はWeb上での切り替え申請を行いましたが、その流れはとてもシンプルでした。
- 会員ページに「プラチナカードへの切り替え」ボタンが表示される
(「招待日和」などの特典メニュー内に出現) - ボタンを押すとキャンペーンページへ
私のときは「3か月で70万円利用 → 45,000ポイント進呈」という切り替え特典が提示されていました。
※内容は定期的に変わるため、その都度チェックが必要です。 - 必要情報の記入は不要。意思確認だけでOK
基本情報などの再入力は一切なし。迷わず進められました。 - 審査はほぼ即時。1分以内で完了
数分後にはアプリ・Web画面がプラチナ仕様に切り替わりました。
コンシェルジュ機能なども、切り替わった瞬間から使えるようになります(ただし最初はカード番号末尾しか見えず、本人確認がちょっと手間です)。
カード到着までの実際のスピード
私の場合は以下のスケジュールでした:
- 土曜午前:審査通過
- 月曜:祝日
- 火曜:発送通知
- 水曜:到着(簡易書留)
祝日を挟んでも実質1営業日での発送でした。思っていたよりずっと早くて驚きました。
ただし、繁忙期や営業日の関係でこれ以上の日数になることもあります。
審査通過後、1週間以内には発送されると思います。
ちなみに、こんな感じの小さな箱型パッケージで届き、中には:
- プラチナカード本体
- 各種ガイドブック(ベネフィット解説など)
- 初期設定の案内書類
が同封されていました。


まとめ:審査は思ったよりも“現実的”
年収が高くなくても、使い方や支払いの履歴次第で十分チャンスがあると感じました。
「社会人1年目だし無理かな」と思っていた私でも問題なかったので、実績さえ積めば、意外と現実的なカードだと思います。
次は、実際に感じた「特典の使いやすさ」「若年層・一人暮らしでも活かせるメリット」を、絞って紹介していきます。
特典・サービスの詳細
特典に関してはかなり豊富に用意されている。
今回は、旅行系・ホテル系・ダイニング系に絞ったうえで、その中から私の独断で有用だと思うものをピックアップしていく。
アメックスプラチナの旅行系特典:空港でも快適に、費用もぐっとお得に

旅行や出張のときに「あってよかった」と実感する特典が、アメックスプラチナには多数用意されています。
ここでは、実際に一人暮らし・若年層でも使いやすいものを中心に紹介していきます。
グローバル・ラウンジ・コレクション
世界中の空港ラウンジが使えるプログラムで、対象ラウンジはなんと1,700か所以上。
- プライオリティ・パス(プレステージ会員資格)
- センチュリオンラウンジ(アメックス専用)
- 国内主要空港のカードラウンジ
- 一部の航空会社ラウンジ
などが対象で、基本的に本人+同伴者1名まで無料です。
ただし、一般的にカードやプライオリティ・パスで入れるラウンジよりも、航空会社が運営するラウンジの方が設備やサービスは充実していることが多いです。
そのため、対象便やステータスなどで航空会社ラウンジが使える場合は、無理にカード付帯ラウンジを使う必要はありません。
ポイント
- 国内旅行でも、成田・羽田などでラウンジが使えるだけで「旅行感」が爆上がりします。
- 一人旅でも、誰かと一緒でもメリットがあるのが嬉しいところ。
- ただし、プライオリティ・パスは別途申請が必要です(カード本体の提示では入れません)。
手荷物無料宅配サービス
国際線の利用時に、空港と自宅の間で手荷物を無料で送ることができるサービスです。
- 成田・羽田・中部・関西の4空港が対象
- 一回の渡航につき、最大2個まで無料
- 1つあたりのサイズ:3辺合計120cm以下 or 30kg以下
- 年間利用回数に制限なし(記事執筆時点)
活用シーンの例
- 帰国後にスーツケースを持って通勤ラッシュに乗らずに済む
- お土産で荷物が増えても気にせず帰れる
- 一人旅でも、荷物を減らして身軽に移動できる
一言まとめ
「年に1〜2回でも海外に行くなら、十分元が取れる」と思える特典ばかりです。
特に初めて空港ラウンジを使ったときは、ちょっとした非日常感に感動します。
次は、プラチナカードならではの「ホテル優待」について紹介していきます。
一人でも活用しやすい特典もあるので、宿泊のハードルがぐっと下がるはずです。
ホテル系

FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)
国内外の有名高級ホテルで、以下のような充実した優待サービスが受けられる特典です(対象ホテル数は約1,700軒)。
主な特典内容:
- 12時からのアーリーチェックイン(※空室状況により)
- 16時のレイトチェックアウト(※確約)
- 2名分の朝食無料(※確約)
- 100米ドル相当のホテルクレジット(※ホテルごとに使える内容は異なるが確約)
- 客室のアップグレード(※空室状況により)
- Wi-Fi無料(※確約。今やほぼ全ホテルで標準)
個人的に特に有用だと感じているのは、16時のレイトチェックアウトと朝食無料。
- チェックアウトが遅めだと、観光後にシャワーを浴びてから帰れるのが嬉しいポイント。
- 朝食も考える手間が省け、2人分無料なのでコスパも良好。
一方で、対象が高級ホテル中心のため、1泊あたりの宿泊費はどうしても高めになります。
アメックス・プラチナカード最大の魅力である「FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)」の詳しい特典内容や使い方については、
こちらの記事で徹底解説しています。
ホテルメンバーシップ(ステータスマッチ)
カード保有だけで、以下のホテルチェーンの会員ステータスが自動付与されます。
自動付帯とはいえ、Webページより申請する必要はありますが。
いわゆる“ホテル修行”をせずに、優待特典を受けられるのが魅力。
ホテルグループ | 付与ステータス | 主な特典の例 |
---|---|---|
マリオット | ゴールド | レイトチェックアウト、客室アップグレードなど |
ヒルトン | ゴールド | 2名分の朝食無料、アップグレード |
プリンスホテル | プラチナ | 2名分の朝食、レイトチェックアウトなど |
ラディソン(国内なし) | Premium | ※日本では利用機会はほぼなし |
特にヒルトンとプリンスで朝食が無料になるのは、一人暮らしにとってありがたい。
旅行中に朝食代が浮くだけでも、じわじわ効いてきます。
FSG(フリーステイギフト)
年会費更新のたびにもらえる、国内ホテル1泊2名無料宿泊券。
条件は年会費の支払いのみ。追加の決済要件なし。
- 対象ホテル:約50軒(基本的に国内限定)
- 対象部屋:スタンダードタイプ中心
- 朝食:なし(ただしホテルによっては追加料金で可能)
例えば、連泊すると一部ホテルでは館内で使える5,000円分クーポンがもらえるケースもあります。
ただし、ホテル単価が6~7万円相当までが上限という印象なので、FSGだけで年会費の元を取るのはやや厳しめ。
若年層・一人暮らしの場合、「せっかくの優待が2名前提」なのが使いづらい点ではありますが、家族・パートナーとの旅行、または親孝行などで活用しやすい設計とも言えます。
ダイニング系特典

招待日和(いわゆる1名分無料コース)
所定の高級レストランにて、コース料理が1名分無料になるサービス。
国内外あわせて約250店舗が対象で、アメックスの中でも対象店舗数は多い部類に入ります。
とはいえ、この手の特典はゴールドカード以上なら珍しくないのも事実。目新しさはあまり感じません。
さらに、実際に使おうとするといくつかクセがある特典でもあります。
【デメリット・注意点】
- 対象レストランが東京など都市部に集中しており、地方民には使いづらい。
- 2人以上での利用が前提。1人では使えないため、独身だとそもそも使う機会がない(正直ここが一番ネック)。
- 人数が増えると割引率が下がる。例えば3人以上で行くと、1人無料でも全体のコスパが下がる。
- 同じレストランは半年に1回まで。気に入っても頻繁には使えない。
【それでも使える場面】
- パートナーがいる人は記念日ディナーに。
- 地方在住でも、東京出張や旅行とセットで。
- 親孝行ディナーにもアリ。高級店の割に実費が抑えられるのは魅力。
独身一人暮らしだと使いにくい特典ではありますが、使える人が使えば、年会費の回収に直結する破壊力のある特典です。
ダイニング・キャッシュバック(ポケットコンシェルジュ経由)
こちらは、1人でも利用可能なレストラン優待。
国内外約2,000店舗が対象で、年間最大4万円までのキャッシュバックを受けることができます。
国内は「ポケットコンシェルジュ」経由での予約が必要。
- 割引率は一律20%。
- 対象となるのは年間20万円分までの飲食代。
- つまり、最大4万円のキャッシュバックとなる。
【良いところ】
- 1人利用OKの店舗もある。数は少なくなるが、ここが「招待日和」との最大の差。
- 星付きレストランも多数対象(ただし3つ星は私の知る限り見たことない。2つ星まで)。
- 一部地方都市にも対象店がある。
【実際のところ】
正直、自分はそんなに外食しないし、20万円も使いきれません。
せいぜい年に1回の記念日ディナーくらい。でも、その1回で1万円近くキャッシュバックされるのはやっぱり嬉しい。
総じて言えることは:
- 独身・一人暮らしだと「キャッシュバック」のほうが使いやすい。
- 「招待日和」は2名利用前提+都市部中心+一部繁忙期除外という点で、かなりハードルが高い。
実際に使ってみた感想

正直なところ、まだ使っていない特典も多く、全体の評価はこれからというのが本音です。
カードを切り替えてから半年しか経っていないため、すべての恩恵を実感するにはまだ時間が足りない段階です。
おそらく、1年ほど使い込んでみたら改めて記事にまとめる予定です。
現時点で印象に残った点:コンシェルジュサービス
とはいえ、使ってみて「これは便利」と感じたのが、コンシェルジュサービスです。
他社カードのコンシェルジュと比較はできないものの、24時間365日対応してくれるのは非常にありがたい。
予約代行だけでなく、カード会員限定イベントの申込や、カード関連のトラブル相談もここから行えます。
切り替え直後など、内部システムの一部がプラチナ会員として反映されていない期間でも、コンシェルジュ経由ならイベントなどの手続きが可能でした。これは地味に便利。
■ただし、電話が面倒くさい
便利ではあるのですが、繋がるまでのプロセスがやや面倒なのが難点。
- ①コンシェルジュの番号に電話
プラスチックカードは次の番号です:0120-376-107
- ②要件を入力
1:カードのサービス(与信や支払い・ポイントに関することなど)
2:海外旅行
3:海外ライフスタイル
4:国内旅行
5:国内ライフスタイル
6:海外パッケージツアーここからさらに詳細な内容を選択していく(2~3回ほど)
※0を押すと直接オペレーターにつながりますが、緊急の時のみ利用することを推奨します。
- ③カード番号の確認と電話用暗証番号の入力
- ④オペレーターにつながる
最後に、本人確認として以下のいずれかが要求されます
- 氏名
- カード番号下5桁
- セキュリティコード(4桁)
- 電話用暗証番号
オペレーターにつながるまでが非常に長く、カード情報の1部を口頭で本人確認のために言わされる。
外で電話する際は、これらの情報を声に出すのに少し抵抗感があります。
とはいえ、対応自体は非常に丁寧で、過去の会話内容が記録されている様子もあり、サポート品質としては高いと感じました。逆に言えば、あまりに失礼な対応を取ると、それも残るのかもしれません。
カード本体の使い勝手
カード自体は金属製で高級感はあるものの、実用面では少しクセがあります。
- 吸い込み式の古い決済端末では使えない(まあ、滅多に見ない)
- Apple Payには対応しているが、QuickPay限定
- Androidユーザーはカード本体が必要(プラスチック製の追加カードがあるので、それを持ち歩くのが無難)
金属カードはずっしりと重く、普段から携帯するには向きません。
とはいえ、本人名義でプラスチックの追加カードが発行できるので、こちらを普段使いにすれば大きな問題はありません。
■家族カードと利用可能枠
家族カード(追加カード)は便利ですが、本会員の利用可能枠をシェアする仕組みになっています。
つまり、本会員の枠が少ない場合、家族カードにまわす余裕がないこともあり得るということ。
この点は、利用額が大きくなりがちな家庭だと地味に注意が必要です。
利用枠が足りないときに「通帳の刑」が発動するかもしれません。
つまり、利用明細や残高を見ながらの節約生活になりかねないので、日頃からカードの信用を積み上げるような使い方を意識したいところです。
総評(半年利用時点)
特典をしっかり活用できる人にとっては、非常に強力なカードです。
逆に、あまり使わない人にとっては、ただただ年会費(16.5万円税込)が重くのしかかるカードでもあります。
自分の生活スタイルと照らし合わせて、「使いこなせるか」をしっかり見極めた上で申し込むべきカードだと実感しました。
アドバイス

審査について(切り替えの場合)
ここでは「新規申し込み」ではなく、すでにアメックスを保有している人がプラチナ・カードへ切り替える場合の審査について述べます。
あくまで私の体験をベースにしたものであり、参考程度にご覧ください。
私の場合、以下の条件で審査に通過しています:
- 年収:約400万円
- アメックスプロパーカードの保有歴:約1年(うち、ゴールドを半年以上)
- 継続的な利用実績(毎月10万円前後の決済)
切り替えの審査は、特に厳しい印象はなく、常識的な使い方をしていれば十分通ると思われます。
「切り替えだからこそ通りやすい」という印象もあり、過去の利用歴が一定の信用とみなされているのかもしれません。
また、新規発行・切り替えともに入会キャンペーンが常時展開されているため、タイミング次第では年会費以上のリターンが得られることもあります。
条件を達成できそうであれば、キャンペーン目当てで申し込むのも一つの戦略です。
このカードを持つべき人

以前の記事(こちら)でも詳しく比較しましたが、アメックス・プラチナをおすすめできるのは、以下のような方です。
アメックス・プラチナ・カードが向いている人
- 高額な年会費(14.3万円/税込)を許容できる or あまり気にならない人
- 海外旅行・高級ホテル・高級レストランを定期的に利用する人
- ラウンジ・ホテル・ダイニングなどの多彩な特典を積極的に使いこなせる人
これらに当てはまる人であれば、年会費以上のリターンを感じられる可能性が高いです。
逆に言えば、「特典はあるけど活用する機会が少ない」という人にとっては、年会費がただの固定コストになってしまう可能性があります。
アメックス・ゴールド・プリファードと比較した記事もあります。
興味のある方は読んでみてください。
総評:アメックス・プラチナは「使ってこそ価値があるカード」

アメックス・プラチナ・カードを手にしてから約1ヶ月。
まだすべての特典を使いこなせてはいませんが、空港ラウンジやホテル優待といった“非日常”の恩恵は、すでに実感し始めています。
特に旅行や出張時には、カード一枚で受けられるサービスが多く、「自分の生活が少し格上げされた」ような感覚があるのは事実です。
もちろん、日常の中で活かしきるには工夫が必要ではありますが、ポイント還元やダイニング系の優待をうまく組み合わせれば、普段使いでも着実にお得を感じられます。
このカードは、持っているだけでは意味がないカードです。
特典を理解し、自分の生活スタイルに合わせて使い倒してこそ、年会費以上の価値が返ってくる設計になっています。
まだ使い始めて日が浅いですが、今後はこのカードを通じて、旅や食事の質を高めつつ、新たな体験を積極的に取り入れていきたいと思っています。