この秋、アメリカン・エキスプレス会員限定で、高台寺の早朝貸し切り拝観イベントが開催されました。
夜間ライトアップの優先入場と早朝拝観の二本立てで実施され、私は早朝拝観のほうに参加しました。
本記事では、実際の流れと会場の雰囲気をできる範囲で再現しつつ、
・どのようなイベントだったのか
・来年以降に開催された場合、参加する価値があるのか
・他のアメックス主催イベントと比べてどうか
といった観点で整理していきます。
概要

「紅葉の高台寺 2025 プレミアムビューイング Only for Amex」は、アメリカン・エキスプレス会員限定で実施された、高台寺の紅葉シーズンを特別な形で楽しめる拝観イベントです。3連休に合わせて、早朝貸し切り拝観プランと夜間優先入場プランの二本立てで開催されました。
| イベント名 | 紅葉の高台寺 2025 プレミアムビューイング Only for Amex |
|---|---|
| 開催日 | 11月21日〜11月23日の3連休 |
| 会場 | 京都・高台寺 公式サイト👉鷲峰山 高台寺 |
| 主催 | アメリカン・エキスプレス(American Express International, Inc.) |
| 対象カード | American Express International, Inc. が日本で発行するすべての個人用カード ※他社発行のアメリカン・エキスプレス提携カードは対象外 ※ビジネスカードは対象外 |
プラン概要

| プラン | 実施日 | 受付時間 | 主な内容 | 貸し切り・混雑状況 |
|---|---|---|---|---|
| 早朝貸し切り拝観プラン | 11月22日・11月23日 | 8:00〜8:15 受付 |
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| 夜間優先入場プラン | 11月21日・11月22日 | 16:30〜18:45 受付 |
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通常拝観との違い
通常拝観と比較したときの大きな違いは、入場方法と拝観環境です。一般の拝観では高台寺の拝観券を購入する必要がありますが、本イベントではアメックス会員専用の受付テントが設置されており、そこで拝観券の代わりとなる入場用の案内を受け取ります。
入場導線も一般とは分けられており、早朝貸し切りプランであれば、人が少ない静かな環境で紅葉と伽藍をゆっくり楽しむことができます。
夜間拝観は優先入場であり、貸し切りではありません。
ライトアップ等も一般拝観者と同じ条件での観覧になります。
次年度以降の再現性
高台寺では、紅葉シーズンになると毎年のように何らかのアメックス主催イベントが実施されています。一方で、近年は応募枠がプラチナ会員向けに優先される傾向が強く、本イベントも「プラチナ会員向け先着受付 → 空きが出た日程のみその他カード会員も先着受付」という構成でした。
そのため、プラチナカード会員にとっては、今後も同種イベントに参加できる可能性は比較的高い一方で、ゴールド・プリファードなど他の個人カード会員にとっては、2025年以降の再現性は徐々に下がってきている印象です。
応募の流れ

本イベントの告知は、例年通りメールで行われます。メール通知の後、数時間~1日程度遅れてアメックスの公式アプリにも表示されます。ただし、最も早く情報が掲載されるのは公式サイトのイベント一覧で、メールやアプリより先に申し込みリンクが公開される点が特徴です。
募集期間は毎回1週間に設定されており、今回も「特定曜日の14時に開始」→「7日後の正午に終了」という形式でした。募集が終了した現在は傾向のみの説明となりますが、この形式はほぼ固定化されつつあります。
今回の申込上限は、同行者を含めて最大4名でした。グルメ系イベントを除けば、1名から申し込みができ、2名までの制限がかかるケースは少数です。家族や友人と参加しやすい設定といえます。
実際の応募手順
応募は、公式サイトから専用ページに進む方式です。以下では、今回の応募手順をそのまま整理します。
- 1.公式サイトのイベント詳細ページから申し込みリンクへ進む
詳細ページには申込時に必要となる「キーワード」が表示されており、専用ページでの入力が求められます。コピーしておくとスムーズです。 - 2.ログイン画面で本人認証
カード番号と名義の入力が必要です。入力ミスを避けるため、カード本体を手元に置いておくとよいでしょう。 - 3.プランと日程を選択
先着方式の場合、すでに満席となった枠は選択できません。希望日がある場合は早めの申し込みが推奨されます。 - 4.人数を選択し、申し込みを確定
最大4名まで設定できる形式でした。 - 5.当落連絡を確認
今回のイベントは先着制だったため、申し込み完了時点で参加が確定します。抽選制のイベントでは、当選時にカード明細へ事前請求が反映されるため、メールより先に結果が分かります。 - 6.参加3日前にQRコードが送付される
QRコードは入場時に必要で、紙に印刷したものは不可です。このメールに当日の集合場所や注意事項もすべて記載されています。
持ち物はスマホのみで基本的に問題ありません。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン貸切ナイトのような一部の例外を除き、カード現物の提示は求められません。
倍率と枠の埋まり方
倍率はイベントごとに大きく変動するため、一概に語ることはできません。ただし、本イベントについては、申し込み開始後の数日間で枠の埋まり方に明確な傾向が見られました。
- 最初に満席となったのは、土曜の夜間優先入場
- 続いて、応募期間中の土日に日曜の早朝貸し切りと日曜の夜間優先入場が受付終了
- 最終的に、プラチナカード会員以外が申し込めたのは月曜の早朝拝観のみ
2025年以降、アメックス主催イベントは先着・抽選を問わずプラチナ会員優先の割合が高くなっています。このため、実質的な倍率の見積もりが難しく、一般カードやゴールド・プリファード会員が申し込める枠は以前より限定的です。
実際の体験

ここからは、当日の導線に沿って体験内容を記録します。時間帯の静けさ、拝観動線の違い、通常とは異なる特別公開箇所など、可能な範囲で再現性を意識しながら整理しました。
受付と導線
受付開始は朝8時。高台寺の入り口手前に「AMERICAN EXPRESS」と大きく印字された専用テントがあり、迷うことはありません。ここで事前に送付されたQRコードを提示します。
QRコードはスタッフに提示すると、すぐに参加者ごとにストラップが配布されました。これが当日の身分証替わりとなります。
案内係に誘導され、そのまま境内へ。通常の高台寺では外周から進むルートになりますが、本イベントでは例外的に最初の拝観ポイントが方丈となっていました。理由は案内上か構成上か不明ですが、一般拝観とは異なる導線が組まれていた点は印象的です。
方丈|静けさと記念品
方丈に入ると、最初に受付時に渡されたストラップを返却します。その際、毎回恒例の参加記念品として「Platinum Card」ロゴ入りのストラップキーホルダーが配布されました。シリーズ化した感はありますが、良くも悪くも“アメックスイベントらしい”形式です。
方丈の庭園は相変わらず手入れが良く、朝の冷えた空気と曇りのない照度が相まって、紅葉の色づきが浅い時期でも見応えがありました。人のいない庭園を眺められる時間帯は、このプランならではの価値だと思います。

方丈退出時、舞妓さんとの記念撮影がありました。撮影は自由参加で、写真は割愛します。
開山堂|特別公開と静けさ
方丈の次は開山堂へ進みます。途中の臥龍池では、水面に反射した紅葉が美しく、混雑のない静けさで鑑賞できる点は大きな利点でした。ライトアップ時間帯であればより映えるはずですが、その代わり人流が増えるため、快適さとのトレードオフは明確です。

今回の特別拝観では、開山堂内部の奥まで進むことができ、狩野山楽による天井龍図が公開されていました。撮影は禁止されているため記録は残せませんが、公開範囲が通常と大きく異なる点は本イベントの大きな特典といえます。
霊屋と竹林|公開範囲の拡張

順路通り進むと霊屋に到着します。豊臣秀吉像とねね像が安置されていますが、通常は扉が閉められており内部を見ることはできません。今回は扉が開放され、内部を鑑賞できました。こちらも撮影禁止です。
その後は傘亭・時雨亭を経由し、竹林を抜ける形で動線が終盤に向かいます。このあたりは通常拝観と大きな差分はなく、既に訪れたことがある場合は「確認する」感覚に近いと思います。
最後に雲居庵で再度舞妓さんとの撮影案内があり、ここで本イベントは終了となりました。滞在全体の所要時間はおおよそ45分〜60分程度。人の流れに急かされる場面はなく、落ち着いた拝観時間が確保されていました。
総括

今回の早朝貸し切り拝観は、通常拝観では得られない「静けさ」「導線の余裕」「非公開エリアの開放」が明確な価値として成立していました。特に、方丈・開山堂・霊屋などの主要スポットを、人の流れを気にせず鑑賞できる点は、秋の京都では珍しい体験です。
一方で、参加記念品や企画の方向性は過去のアメックスイベントと同様のフォーマットに近く、初めて参加する人にとっては特別感がある一方、複数回参加している層にとっては新規性は控えめです。舞妓との撮影や限定導線は付加価値として成立しているものの、イベント性よりも「環境そのものが価値」という印象が強い内容でした。
総じて、本イベントは「紅葉の京都で静かに寺院を拝観したい」「通常より深い範囲まで公開されている部分を見たい」といった目的を持つ人にとっては参加する価値があると感じます。一方で、人混みを前提としてライトアップ映えなどを期待する場合は、夜間優先入場プランでも十分だと思います。
プラチナカードを保持している場合、来年以降の再現性は高く、抽選リスクも比較的低めです。一方、ゴールド・プリファードや一般カード会員の場合、参加枠が不安定なため、申し込みのタイミングと希望日程の調整が必要です。形式として洗練されてきているイベントであるため、今後のアップデートにも期待したいところです。
FAQ

写真撮影は可能ですか?
境内の撮影は可能ですが、開山堂・霊屋など堂内はすべて撮影禁止です。
同行者はアメックス会員である必要がありますか?
その必要はありません。本人が対象カードを保有していれば、同行者は会員でなくても参加できます。
子どもや高齢者でも参加できますか?
段差や階段はあるものの急な山道ではありません。混雑がないため、一般拝観より参加しやすい印象です。
受付場所は通常と同じですか?
異なります。アメックス専用テントが設置されるため、一般拝観の入口とは導線が分離されています。
また、一部順路も通常拝観と異なります。
カードの現物提示は必要ですか?
基本的に本イベントのような寺社拝観では不要です。例外的にユニバーサル・スタジオ・ジャパンの貸切イベントでは転売防止策のため提示が求められます。
混雑状況はどうですか?
早朝貸し切りプランではほぼストレスなく拝観可能です。夜間優先入場プランは一般利用者と混在するため混雑します。
所要時間はどれくらいですか?
早朝プランの場合、30〜40分程度で一周できます。
今後も同様のイベントがありますか?
紅葉シーズンの高台寺イベントと清水寺イベントは毎年のように実施されています。ただし、プラチナ優先傾向が年々強まっています。
今後開催予定のイベントは以下のページより確認できます。
カード会員様限定 イベント|クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
