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【2025年最新】アメックスゴールドプリファードを半年使って分かったメリット・デメリット

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アメックスゴールドプリファードを使い始めて半年。

日常や旅行で実際に使ってみて、見えてきたことがある。

カタログや公式サイトではわからない点も多かった。

そこで今回は、実際に使って感じたメリットとデメリットを紹介する。

これから申し込みを検討している人にも役立つ内容だ。

この記事でわかることは以下の通り。

  • どんな人に向いているか・向いていないか
  • アメックスゴールドプリファードのリアルな使い勝手
  • 半年間で感じた特典の価値と注意点

なお、アメックスプラチナとの違いも気になる人は多いはず

その比較記事も別でまとめているので、気になる人はチェックしてほしい。

アメックスゴールドとプラチナの違いを比較した記事はこちら

アメックスゴールドプリファードの特徴と基本仕様

世界地図

アメックスゴールドプリファードの基本情報を紹介する。詳細なスペックや規約は、必ず公式サイトで確認してほしい

最大の特徴は、カードが金属製になっている点だ。この価格帯で金属カードを提供しているクレジットカードはほとんどない。手に取った瞬間に感じる重みと高級感は、従来のプラスチック製カードとは明らかに違う。

一方で、プラスチックカードは用意されていない。薄い財布を使っている人や軽さを求める人にとってはやや不便かもしれない。ただ、半年使ってみた限りで大きな支障は感じなかった。

ETCカードの発行には注意が必要だ。年会費とは別に、税込で550円ほどの発行手数料がかかる。多くのカード会社が無料で提供している中、このコストは地味に響く。

タッチ決済にも制限がある。スマホでのタッチ決済はApple Payにのみ対応しており、Android端末では利用できない。Androidユーザーは物理カードでの決済が前提になる。

利用限度額はアメックスおなじみの個別設定制。限度額の明確な表示はないが、日常的な使い方をしている限り、不便を感じたことはない。実際、筆者も目安額を確認したことはあるが、実用上問題はなかった。

見た目のステータス性と、日常使いに必要な機能をバランス良く備えたカード。それが、アメックスゴールドプリファードの基本的な立ち位置だと感じている。

アメックスゴールドプリファードカード

代表的な特典

解説

それでは、代表的な特典に絞って紹介していく。
ここでは紹介していない特典も多数あるので、興味のある方は公式サイトで確認することを勧める

なお。記載の順番は私の思いつくままにしている。
決して重要度とかではない

旅行系の特典

リゾートホテル

アメックスゴールドプリファードには、多くの旅行用の特典が用意されている。

中でも、以下の5つは特に価値が高く、利用頻度も多い。

  • FSG(Free Stay Gift)
  • The Hotel Collection
  • プリンスホテル ゴールドメンバー
  • 手荷物無料宅配
  • 空港ラウンジ利用

これ以外にも多数の特典があるが、ここでは代表的なものを解説する。

FSG(Free Stay Gift)

このカードの最大の特典といえるのがFSG(Free Stay Gift)だ。

年間の総決済額が200万円以上かつ、2年目以降の年会費を支払うと獲得できる。

対象ホテルは42施設あり、2名1泊(朝食なし)の宿泊が無料になる。うまく利用すれば、年会費以上の価値をこの特典だけで回収できる。

実質的にこの特典こそが、カードの価値を支えているといっても過言ではない。そのため、カード保有を検討しているなら、年間200万円以上をこのカードで決済できるか事前に考えておきたい。

注意点も多い。主なポイントは以下の通り。

  • 対象ホテルは毎年4月に変更される
  • 除外日が多いホテルもある
  • 継続特典のため、1年未満での解約・切り替えでは資格を失う
  • 指定日までにアメックス側で確定した決済のみが対象

FSGは他の特典と併用可能だ。プリンスホテルゴールドメンバーや、マリオットなどの上級会員資格があれば、あわせて使える。

進捗状況(決済額と条件達成までの残額)は、アメックス公式アプリで確認可能。安心して計画を立てられる。

対象ホテルは毎年多少の変更があるため、公式サイトより確認してほしい。
現時点での対象ホテルは下記。

対象ホテル一覧

Free Stay Gift 対象ホテル 全42施設(2025年5月版)
  • ウェスティン ルスツリゾート(北海道)
  • コートヤード・バイ・マリオット札幌(北海道)
  • ウェスティンホテル仙台(宮城)
  • アロフト東京銀座(東京)
  • 東京マリオットホテル
  • ウェスティンホテル横浜
  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(東京)
  • 軽井沢マリオットホテル(長野)
  • 琵琶湖マリオットホテル(滋賀)
  • チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル(京都)
  • 長崎マリオットホテル(長崎)
  • シェラトン鹿児島(鹿児島)
  • 札幌プリンスホテル(北海道)
  • グランドプリンスホテル新高輪(東京)
  • ザ・プリンス・パークタワー東京(東京)
  • ザ・プリンス 箱根芦ノ湖(神奈川)
  • 箱根仙石原プリンスホテル(神奈川)
  • ザ・プリンス 軽井沢(長野)
  • 名古屋プリンスホテル スカイタワー(愛知)
  • ザ・プリンス 京都宝ヶ池(京都)
  • グランドプリンスホテル大阪ベイ(大阪)
  • グランドプリンスホテル広島(広島)
  • グランドニッコー東京 台場(東京)
  • ホテルオークラ東京ベイ(東京)
  • ホテル日航金沢(石川)
  • ホテル日航大阪(大阪)
  • ホテルオークラJRハウステンボス(長崎)
  • ホテル日航アリビラ/ヨミタンリゾート沖縄(沖縄)
  • ハイアットリージェンシー東京ベイ(東京)
  • ハイアット セントリック金沢(石川)
  • ハイアットリージェンシー京都(京都)
  • キャプション by Hyatt なんば 大阪(大阪)
  • グランドハイアット福岡(福岡)
  • ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄(沖縄)
  • ホテルニューオータニ(東京)
  • ホテルニューオータニ幕張(千葉)
  • ホテルニューオータニ大阪(大阪)
  • ホテルニューオータニ博多(福岡)
  • ホテルニューオータニ佐賀(佐賀)
  • ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋(愛知)
  • ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都(京都)
  • ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪(大阪)

The Hotel Collection

2つ目のホテル特典は「The Hotel Collection」。

国内外約1,000のホテルで、以下のような優待が受けられる。

  • チェックアウト時に100米ドル相当の館内利用分の割引
  • 空室状況によりアーリーチェックイン/レイトチェックアウト
  • 空室状況により部屋のアップグレード

円安の今、100米ドル相当の割引は以前よりも恩恵が大きい。

なお、この特典を利用するには2連泊以上が条件となる。

アーリーチェックインや部屋のアップグレードは確約ではないが、適用されればホテルによっては年会費以上の価値を感じられる可能性もある。

プリンスホテル ゴールドメンバー

3つ目のホテル特典は、西武グループが運営するプリンスホテルの「ゴールドメンバー資格」だ。

通常は1年間で20万円以上宿泊しないと取得できないが、このカードを持っていれば無条件で取得できる。

ただし、自動付帯ではない。会員登録後、アメックス公式サイトから申請が必要となる。

個人的にはこの特典の価値は限定的だと感じている。宿泊の際にブランド縛りがあることを好まないためだ。ただ、FSGでプリンスホテルに宿泊する際には、この資格が役立つ場面もある。

主な特典は

  • 優待価格での宿泊(ベストレート保証)
  • 優先チェックインカウンターの利用
  • 空室状況によりアーリーチェックイン・レイトチェックアウト

ゴールドメンバーでは、あまり大きな恩恵を受けることができない。

手荷物無料宅配

国際線利用時に、空港と自宅間の手荷物1個を往復無料で宅配できる。

利用には事前申込が必要で、出発の2〜3日前までにヤマト運輸に預ける必要がある。

合計サイズが160㎝以下、あるいは30㎏以下の荷物が対象となる。サイズを超過していても重量が規定範囲内であれば問題なし。

対象となる空港は以下の通り。

  • 羽田(第2・第3ターミナル)
  • 成田
  • 関空
  • 中部

国内の主要国際空港に限られている。
国際線利用時なので、この4空港がカバーされていれば困ることはほぼないだろう。

現時点では回数制限はない。海外旅行が多い人にとって、非常に実用的な特典といえる。

他社カードにも類似特典はあるが、往復どちらかだけが無料、または片道100円程度割引など、アメックスと比べると見劣りする。

空港ラウンジ

国内28空港+ハワイ・ダニエル・K・イノウエ空港のカードラウンジを無料で利用できる。

2025年6月1日以降より、以下の国内13空港と海外1空港のラウンジのみとなる

  • 新千歳空港
  • 羽田空港(第1ターミナル・第2ターミナル・第3ターミナル)
  • 成田空港(第1ターミナル・第2ターミナル)
  • 中部国際空港
  • 伊丹空港
  • 関西国際空港
  • 神戸空港
  • 広島空港
  • 福岡空港
  • 長崎空港
  • 熊本空港
  • 鹿児島空港
  • 那覇空港
  • ダニエル・K・イノウエ国際空港

都市部の空港が残っているとはいえ、地方都市の空港ラウンジが軒並み対象外となった。

年会費は39,600円と、他社のプラチナカードと同等かそれ以上。それにも関わらず、この改悪はなかなか厳しい。

ただ、カードラウンジにはもともと大きな期待をしていない
待合スペースよりは座れる確率も高く、コンセントも充実しているのであればありがたいが。

そのため、この特典は「使えればラッキー」程度のものと考えている。

さらに、プライオリティ・パスのスタンダード会員資格も付帯。年間2回まで世界各地の対象ラウンジを無料で利用できる。

3回目以降は1回あたり35米ドルの利用料が発生する。

なお、プライオリティ・パスでは飲食店やスパ施設などは対象外。ラウンジ施設のみに限定される。

内容としては他社ゴールドカードと同等で、目新しさは少ない。

ただし、以下の点で個人的には使う価値を感じている。

  • 待合スペースより椅子が快適
  • 充電コンセントが確保できる

ダイニング系特典

高級レストラン

ダイニング系の代表的な特典は次の4つ。

グリーンカードも少し使っていたが、T&Eカードとされるわりに、ゴールド以下のダイニング特典は意外と少ない印象がある。

その中でも、比較的実用性が高いと感じたものを紹介する。

ポケットコンシェルジュ 20%キャッシュバック

指定サイト経由でレストランを予約・決済すると、代金の20%がキャッシュバックされる。

利用には事前の会員登録と、ポケットコンシェルジュ経由の予約が必要。

支払いは対象のアメックスカードで行う。

A期間(1/1〜6/30)、B期間(7/1〜12/31)ごとに、各5,000円がキャッシュバック上限。
対象店舗の単価を考えると、少ない気もするがないよりはマシ、ということか。

対象店舗は東京周辺が多いが、地方都市にも展開されており、使いやすい特典といえる。

即時予約が可能な店舗もあるため、気軽に使えるのもポイント。

ゴールド・ダイニング by 招待日和

コース料理が1名分無料となる、高級店向けの特典。

対象店舗を専用サイト経由で予約する必要がある。

多くのメディアでは、ダイニング系特典の目玉とされている。

ただし、実際に使ってみて、いくつかの不便も感じた。

  • 都市部の店舗が多く、地方在住者には使いづらい
  • 予約には3日前までの申し込みが必要
  • 必ず予約が取れるわけではない
  • 12月は対象外の店舗が多い
  • A・B期間で同一店舗の利用は各1回のみ

とはいえ、特典そのものは非常に優れている。

実際に使ってみたところ、特別な体験ができたと感じている。

なお、店舗によっては通常予約より高額になるケースもあるため、事前に料金比較は必須

レストラン15%割引

TRANSIT GENERAL OFFICEが運営する対象レストランで、飲食代が15%割引される。

東京と名古屋に集中しているため、対象地域が限られているのが難点。

対象店舗は以下の10店舗

レストラン割引対象店舗一覧
  • THE ROOF rooftop bar&bistro(鹿児島)
  • SPICA(東京)
  • Longrain(東京)
  • XIRINGUITO Escriba(東京)
  • THE PIG & THE LADY(東京)
  • THE GATEHOUSE(愛知)
  • 二〇加屋長介 大手町(東京)
  • 博多ちょうすけ 中目黒(東京)
  • お好み たまちゃん渋谷スクランブル店(東京)
  • RIVERSIDE CLUB(東京)

ただし、利用金額や回数の制限がなく、使いやすい特典といえる。

東京の店舗が多いため、都市圏に住んでいる人には非常に有用だと感じる。

実際に利用したレビューも別記事にて紹介している。

スターバックスカード オンライン入金キャッシュバック

スターバックスカードへのオンライン入金で20%がキャッシュバックされる。

A期間(1/1〜6/30)・B期間(7/1〜12/31)で各2,500円がキャッシュバックの上限となる。

スタバユーザーには嬉しい内容で、使いやすさが際立つ。

キャッシュバック方式のため、即時のメリットがある点も評価が高い。

この特典はなぜかゴールド・プリファード専用であり、隠れた目玉ともいえる。

プラチナカードでもつかないかなり珍しい特典となっている。

ポイント系特典

ポイント

アメックスのカードは、特典が豊富な反面、ポイント還元率は控えめだ。

基本の還元率は1%(100円=1ポイント)だが、これは1会計ごとの計算であり、小さな買い物が多いと取りこぼしもある。

そのなかでも、ゴールド・プリファードには比較的魅力的なポイント特典が用意されている。

ここでは、個人的に有用と感じた2つを紹介する。

メンバーシップ・リワード・プラスの自動登録

このカードを持つと、「メンバーシップ・リワード・プラス」へ無料かつ自動で登録される。

通常はグリーンカードで年3,300円の有料サービスだが、ゴールド・プリファードなら追加費用なし。

ただし、ボーナスポイントの年間上限は1万ポイント(50万円分)までとなっている。

登録すると、ボーナスポイントプログラムの対象店舗で決済すると100円につき2ポイントが追加で付与される。

対象加盟店は以下の8社。

  • Amazon
  • Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークション
  • AppStoreをはじめとするAppleのサブスクリプション
  • UberEats
  • ヨドバシカメラ(オンライン含む)
  • JAL公式Webサイト
  • 一休.COM(国内宿泊)
  • HIS公式Webサイト
  • AMERICAN EXPRESSトラベルオンライン

普段使いの買い物でポイントが2倍になるのは、非常に大きなメリットだ。

ちなみに、Amazon Primeの年会費はボーナスポイントの対象外だが、kindle unlimitedの月会費は加算されている。

マイルへの移行特典

貯めたポイントは、航空会社のマイレージに交換可能

提携航空会社は全部で14社。ANAやデルタ航空、シンガポール航空などが対象となる。
直近では、フィンエアーが対象外となった。

提携先航空会社の一覧
  • 提携航空会社名(ポイント:マイル)
  • ANA(1000:1000)
  • JAL(2500:1000)
  • スカンジナビア航空(1250:1000)
  • エティハド航空(1250:1000)
  • エミレーツ航空(1250:1000)
  • エールフランス航空(1250:1000)
  • カタール航空(1250:1000)
  • カンタス航空(1250:1000)
  • キャセイパシフィック航空(1250:1000)
  • シンガポール航空(1250:1000)
  • タイ航空(1250:1000)
  • デルタ航空(1250:1000)
  • ブリティッシュエアウェイズ(1250:1000)
  • ヴァージンアトランティック航空(1250:1000)

交換レートはほとんどの航空会社が1,000ポイント=1,250マイルだが、移行先により条件が異なる点には注意したい。

なお、ANAへの移行はややクセが強い。

まず、ゴールドプリファードカードであれば別途年5,500円(税込)の「ANAマイル移行コース」への登録が必要になる。
プラチナカード以上だとこの年会費は免除される。

加えて、ANAのみ年間の移行上限が4万マイルまでに制限されている。

この費用は自動更新のため、知らずに継続してしまうリスクもある。

よって、ANAユーザーであっても、コスパ重視なら慎重な判断が必要だ。

マイルにこだわるなら、移行先とレートをよく確認してから使うのが正解だ。

付帯保険

サポート・コンシェルジュ

アメックス・ゴールド・プリファードは、旅行時のトラブルから日常の買い物まで、幅広い保険を備えている。ただし多くが「利用付帯」や一定の条件付きであるため、内容をしっかり把握しておくことが大切だ。

海外旅行傷害保険

最高1億円という大きな補償が用意されているものの、利用付帯である点に注意が必要だ。とはいえ、航空券などを本カードで決済すれば適用されるため、ハードルは決して高くない。

補償内容の一部を以下にまとめる。

補償内容補償額(最大)備考
傷害死亡・後遺障害1億円海外旅行中の事故に適用
治療費用(傷害)300万円通院・入院含む
治療費用(疾病)300万円病気の場合もカバー
携行品損害50万円自己負担額あり
航空機遅延(出発・到着)2万円一定の遅延時間が必要
手荷物遅延/紛失2~4万円状況に応じて

遅延や手荷物のトラブルもカバーされるため、頻繁に海外へ行く人にとっては非常に心強い。最新の条件や対象国など、細かな内容は公式サイトで必ず確認しておこう。

ただし、治療費用がゴールドカードにしては少なめかなといった印象。
必要に応じて民間の旅行保険と組み合わせる必要がある。

ショッピング・プロテクション

カードで購入した商品が破損・盗難などの損害を受けた場合、年間500万円まで補償される。ただし、1回あたり1万円の自己負担がある点には留意したい。

また、購入後に店舗側が返品を受け付けてくれない場合には、リターン・プロテクションという形でアメックス側が対応してくれるケースもある。これは他社には少ない非常に実用的な補償だ。

  • 補償限度額:年間500万円まで
  • 免責:1事故につき1万円
  • 対象期間:購入日から90日以内

高額商品や海外通販などの場面でも安心して使える。

スマートフォン・プロテクション

スマートフォンが破損・故障した場合に修理費用の一部を補償してくれる特典だ。特筆すべきは、特別な申し込みが不要で、自動付帯(※条件あり)という点。

  • 補償対象:破損・故障
  • 補償限度額:最大5万円(年間)
  • 適用条件:直近3か月以上、カードで通信費を支払っている
  • 免責金額あり(例:1事故につき1万円)

スマホ保険は単体契約でも意外と高いので、この補償があることで、別途加入の必要がなくなる人もいるかもしれない。

注意点

各保険には適用条件や除外事項があるため、「自動で補償される」と思い込んでしまうのは禁物だ。とくに海外旅行保険は利用付帯であることを忘れずに、必要な決済は必ずカードで行っておこう。

より詳細な補償内容や最新の適用条件については、アメリカン・エキスプレスの公式サイトを確認してほしい。

メリット・デメリット

メリットデメリット
メリットデメリット
1. ダイニング特典の実用性
ポケットコンシェルジュの20%キャッシュバックは、全国対応かつ即時予約も可能で使いやすく、他社の「予約困難系優待」とは実用性に大きな差がある。
1. 空港ラウンジ特典の改悪
地方空港の対象外が増え、都市部以外での利用価値が下がった。プライオリティパスも年2回までで、それ以降は1回35米ドルが必要。
2. メンバーシップ・リワード・プラスが無料付帯
通常年3,300円の有料オプションが無料で自動付帯される。これにより、対象店舗でのポイントが2倍になり、マイル移行の条件も有利になる。
2. ANAマイル移行のハードル
ANAマイルへは年5,500円の追加費用が必要。しかも上限が年4万マイル。自動更新で、意図せず更新される点にも注意が必要。
3. 保険・補償の安心感
海外旅行保険(最高1億円)やスマートフォン・プロテクション、ショッピング・リターンなど、旅先や日常のトラブルにも備えられる補償が揃う。
3. 還元率は一般的な1%
通常のポイント還元は1%(1会計ごと)。還元重視のユーザーにとっては、特典と比較して見劣りする可能性がある。

アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは、年会費39,600円に見合う「特典の質と体験」を重視する人向けのカード。

還元率やマイル目的で選ぶより、ホテル優待・ダイニング・補償の総合力で価値を見出す設計になっている点を理解しておこう。

まとめ

アメックス ゴールドプリファードは、金属製カードや多彩な旅行特典が魅力の1枚。年間200万円以上の利用で得られるFSG(Free Stay Gift)は、年会費以上の価値を生む強力な特典だ。加えて、国内外のホテル優待や手荷物宅配など、旅行好きには嬉しいサービスが揃っている。一方で、ETCカードの手数料やApple Pay限定のタッチ決済は注意が必要だ。

ダイニング特典は「ポケットコンシェルジュ」の20%キャッシュバックや「招待日和」のコース無料が使いやすい。ポイント還元率は1%と標準的だが、メンバーシップ・リワード・プラスで還元率アップが期待できる。付帯保険も海外旅行保険やショッピング保険、スマホ保険など充実している。

年会費は39,600円と高めだが、旅行や食事、保険などの総合的な価値を重視する人に適したカードと言える。利用状況に応じて、プラチナカードとの比較検討もおすすめしたい。

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