一人暮らしをしていると、休日の過ごし方に悩むことも多い。自由な時間が増える分、何をするかで時間があっという間に過ぎてしまう。そんな中で、自分にとって充実した休日を過ごすために意識していることがいくつかある。今回は、私が実際に試してみた、時間を有意義に使うための6つの過ごし方を紹介。これを参考にして、あなたの休日もより楽しいものになるといいなと思う。
じっくりスキルアップタイム(資格・勉強)

この記事は、一人暮らしの社会人を想定している。
社会人になってから、勉強する時間が減ったと感じることはないだろうか。
実際、国の統計によれば、社会人の勉強時間は1週間の平均でおよそ13分というデータがある。
リスキリングという言葉が注目されて数年経つにもかかわらず、この現状だ。
もっとも、この数字は「勉強している人」と「していない人」を合わせた結果にすぎない。
勉強している人に限れば、週平均123分という結果が出ている一方で、勉強していない人が過半数を占めているため、全体の平均は極端に低くなっている。
社会人が勉強する目的は、大きく分けて次の2つだと思う。
- 自身の知見を広げるため
- 業務で必要な知識を得るため
勉強しないことが悪いとは思わない。
ただ、これだけ差があれば、続けている人とそうでない人の間に広がりが生まれるのも自然なことかもしれない。
逆に言えば、ほんの少しでも勉強を取り入れれば、意外と上位に立てるのかもしれないと思う。
「知見を広げるため」の勉強については、さらに次の2種類に分けられる。
- いわゆる「教養」に関する勉強
- 興味のある分野に関する勉強
このうち「教養」を目的にする場合、少し注意が必要だと思う。
広く浅く勉強した結果、どれもあまり身についていなかった、ということが起こりやすいからだ。
実際、私もそんな経験をしたことがある。
だからこそ、「何のために」「どの分野を」学びたいのか、事前に考えておくのは大事だと感じた。
ゴールを決めずに勉強すると、時間だけが過ぎ、結局何も得られなかったということになりかねない。
興味のある分野を勉強するのは、やっぱり楽しい。
たとえば、「昔から気になっていたけど手をつけられなかった分野」とか、「趣味の延長で学んでみたいこと」などを選んでみると、自然とモチベーションも上がる気がする。
頭のリフレッシュにもなるし、知識も増える。まさに一石二鳥だと思う。
一方、業務で必要な知識を勉強する場合は、多少「やらされ感」を感じるかもしれない。
それでも、業務で必要だから取った資格や知識が、後になって役立つことは少なくない。
昇進やキャリアアップのチャンスにつながる可能性もあるので、無駄とは言えないはずだ。
少しくらい打算的な気持ちで勉強したっていい。
やった分だけ、自分の可能性が広がると考えたほうが楽だと思う。
とはいえ、勉強したいと思っても「何から始めたらいいかわからない」という人も多いかもしれない。
そんなときは、まず業務に関連する知識から手をつけるのが無難だろう。
もし資格試験があれば、目標設定にもなるし、取得すれば第三者からスキルを認めてもらうきっかけにもなる。
また、英語に挑戦してみるのもいいかもしれない。
近年はAIによる翻訳精度がかなり高くなっているとはいえ、やっぱり直接コミュニケーションが取れることには価値があると感じる。
ちなみに、英語学習に関しては、私自身がDuolingoを半年間使った体験記事もあるので、興味があればそちらも参考にしてみてほしい。
副業にちょっと挑戦してみる

一人暮らしの休日は、時間が余っていると感じることが多い。
そんな余った時間を使って、副業にチャレンジしてみるのも一つの選択肢かもしれない。
近年は副業を認める企業も増えてきており、働き方の選択肢も広がりつつある。
これを機に、自分の得意分野や興味のあることを試してみるのも悪くないと思う。
最近は、スマホ一台あればできる副業も珍しくない。
たとえば、動画編集や、ハンドメイド作品の販売(材料費はかかるものの、メルカリなどのプラットフォームが普及して売りやすくなった)、あるいは私が実際に取り組んでいるブログ運営などがある。
もちろん、最初からうまくいくとは限らないし、すぐに収益化できるものでもない。
地道に続ける中で少しずつ成果が出ることもあれば、長く続けても収益化に結びつかないこともある。
ただ、もし少しでも収益が生まれたときには、達成感や喜びもひとしおではないかと思う。
ちなみに、私は今のところ収益化には至っていないので、この感動を味わえる日を楽しみにしているところだ。
私は、特別な理由があったわけではなく、「なんか始めたいな~」という軽い気持ちでブログを始めた。
もちろん、サーバー代やドメイン代といった初期コストはかかったが、「めちゃくちゃ高額」というほどではなかったので、自分の中では納得できる範囲だった。
始めてから数か月が経つが、今のところ楽しく続けられている。
収益化は「できたらラッキー」くらいの気持ちで取り組んでおり、プレッシャーをかけすぎないスタンスを大事にしている。
ほんの少しでも誰かに読まれていると感じられるインプレッション数が、日々の励みになっている。
副業に取り組むことは、たとえ収益に直結しなくても、自分自身の新たなスキルや経験につながることがある。
休日の少し余った時間を、自分の可能性を広げるために使ってみるのも悪くないかもしれない。
興味のある分野があるなら、まずは小さな一歩を踏み出してみるだけでも、新しい発見があるかもしれない。
手間のかかる料理を楽しむ

料理をしてみるのも、休日の過ごし方としておすすめだ。
休日であれば、まとまった時間が取れるため、平日の会社帰りではなかなかできないような、手の込んだ料理にも挑戦できる。
普段はどうしてもコンビニご飯や外食に頼りがちでも、少し時間をかけて自分で作った料理には、特別な満足感がある。
自炊は確かに手間がかかるし、片付けも必要になるため、最初はハードルが高く感じるかもしれない。
それでも、なんだかんだで自分で作った料理は、よほどひどくない限り、それなりにおいしく感じられるものだと思う。
自分の好みに合わせて味付けを調整できるのも、手作りならではの楽しさだ。
もちろん、すべてが思い通りにいくわけではない。
失敗することもあるし、思っていた味と違うものができあがることだってある。
だが、それはそれで貴重な経験だと捉えたい。
失敗を通して「次はこうしてみよう」と工夫するきっかけになり、自然と料理の腕前も上がっていく。
私自身、最初は簡単なものから始めた。
最初から難しい料理に手を出すと挫折してしまいそうだったので、ハードルをぐっと下げたメニューを選んだのが良かったと思う。
少しずつ作れるものが増えていくと、達成感が得られて楽しくなってくる。
料理をしている間は、自然とその作業に集中することができる。
包丁を使ったり、火加減を見たりと、目の前の作業に意識を向けなければいけないので、他のことを考える余裕がない。
仕事のことや日常の悩みを一旦忘れて、目の前の料理に没頭できる時間は、思いのほかリフレッシュ効果が高いと感じる。
完成した料理を見たときの達成感も、気分を明るくしてくれる。
料理に慣れてきたら、保存食や作り置きにも挑戦してみるといいかもしれない。
平日の忙しい日に役立つし、節約にもつながるので一石二鳥だ。
一人暮らしならではの「自分の好きなものを作ることができる」という自由さもあり、好きな食材を好きなだけ使えるのも嬉しいポイントだろう。
また、今はネットや動画サイトに、初心者向けのレシピが豊富に公開されている。
本格的な料理に挑戦するのもよし、簡単なアレンジレシピに挑戦するのもよし、自分のペースで楽しめる。
かなり丁寧に解説しているものが多いので、私もよく使っている。
休日にゆっくりとキッチンに立って料理をする時間は、気分転換にもなる。
手を動かしているうちに、心もすっきりしていた、なんてこともよくある。
忙しい日常から少し離れて、たまにはじっくりと料理に向き合ってみるのも、なかなか良いものだと思う。
少し遠出してプチ観光

一人暮らしをしているということは、実家とは異なる土地で生活している場合が多い。
ならば、せっかく新しい環境に身を置いているのだから、その土地ならではの場所を訪れてみるのもいいと思う。
特に社会人になると、平日は会社と家を往復するだけの生活になりがちだ。
実際、私自身も平日は仕事に追われ、気づけば家と職場を往復するだけの日々を送っている。
そうなると、休日くらいは普段とは違う場所に行ってリフレッシュしたくなる。
遠出といっても、必ずしも大がかりな旅行をする必要はない。
電車で30分から1時間程度の場所に行くだけでも、十分「非日常感」を味わうことができる。
むしろ、あまり気負わず、ふらっと行ける距離感のほうが、気楽で続けやすいのではないだろうか。
行き先は有名な観光地である必要は全然ない。
地元の小さな神社やお寺、少し評判のいいカフェ、公園など、気になる場所を一つ決めて訪れるだけでも、新しい発見がある。
また、最近は各地域の観光協会やブロガーの方などが各地のおすすめスポットを紹介していることも多いので、そういった情報を参考にするのも楽しい。
一人で出かけるからこそ、自由度が格段に高くなる。
誰かに気を使うことなく、自分のペースで行きたい場所に立ち寄り、疲れたら休み、気が向いた場所に寄り道することもできる。
そして、最近のスマホはカメラ性能が向上しているため、特別な機材がなくても、気軽に写真を撮って思い出を残すことができる。
何気なく撮った一枚でも、後から見返せば、そのときの空気感や気分を鮮やかに思い出せるだろう。
また、知らない土地を歩くことで、意外な穴場を見つけられることもある。
地元の人しか知らないような小さなカフェや、リラックスできる公園、静かな川沿いの道など、ネットではなかなか見つけられないスポットに出会えるかもしれない。
休日に少しだけ足を伸ばしてプチ観光をしてみる。
そんな過ごし方も、一人暮らしならではの楽しみ方の一つだと思う。
「行ってみようかな」と思ったときがチャンス。
まずは気軽に、電車やバスに乗って、まだ知らない景色を見に出かけてみてはどうだろうか。
リラックスタイムを満喫

社会人の一人暮らしは非常に大変だ。
洗濯や掃除といった家事をこなしながら、平日は一日の大半を仕事に費やしている。
当然ながら、ストレスフリーでのびのび過ごせる環境とは言いがたい。
だからこそ、休日には意識的にリラックスタイムを設けたい。
たとえば、コーヒーを飲みながら本を読んだり、推し活に没頭したり、YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどの配信サービスで気になるドラマや映画を一気見するのもおすすめだ。
こうした時間は、日常のストレスを忘れ、自分の「好き」や「楽しい」だけに集中できる貴重なひとときになる。
もし読書が好きなら、Kindle Unlimitedを活用するのもいい。
定額でさまざまなジャンルの本が読み放題になるため、気分に合わせて小説を読んだり、ビジネス書で新たな学びを得たりすることもできる。
ちょっとした空き時間にも本に触れる習慣ができるので、リラックスしながら知識も深められる。
実際に使ってみたレビュー記事もあるので、興味がある方は参考にしてみてください。
また、動画鑑賞が好きな人には、YouTube Premiumもおすすめだ。
広告なしで動画をスムーズに視聴できるだけでなく、オフライン再生やバックグラウンド再生もできるため、よりストレスフリーな時間を過ごせる。
ゆったりと音楽を流しながら家事をこなすだけでも、休日の満足度はぐっと上がるだろう。
広告なしで快適に使えるサービスについてまとめた記事もあるので、気になる方はぜひ。
リラックスといえば家の中だけと思いがちだが、外でのリフレッシュも効果的だ。
エステやマッサージに行って、体を労わるのも一つの手だ。
毎週は難しくても、月に一度、自分を徹底的に甘やかす日を設けるだけで心身のリフレッシュにつながる。
こうして「ご褒美の日」を設定しておくと、その日に向かって日々のモチベーションも維持しやすくなる。
私自身、アイドルのライブや旅行を目標にして、日常を乗り切っている。
リラックスタイムの過ごし方に正解はない。
人それぞれ、自分が心地よいと感じることを素直に取り入れればいい。
何もしないでのんびり過ごすのも、趣味に没頭するのも、どちらも立派なリフレッシュだ。
休日くらいは、頑張っている自分をたっぷり甘やかしてあげてほしい。
そしてまた、少しでも軽やかな気持ちで次の一週間を迎えられますように。
一人暮らしの休日を、自分らしく楽しもう

一人暮らしの休日は、自由に使える時間が多い。
スキルアップに時間を当ててもいいし、料理やプチ観光で新しい発見を楽しむのもありだ。
リラックスタイムを満喫して、普段頑張っている自分を労わることも忘れたくない。
特別なことをしなくても、自分のために時間を使うこと自体が大切だと思う。
無理に生産性を求めず、心が軽くなるような休日を過ごしていきたい。