PR

iPhone 16 ProとGalaxy S23、どちらを選ぶべきか?比較してみた

アイキャッチ画像 ガジェット
記事内に広告が含まれています。

iPhone 16 ProとGalaxy S23は、どちらも最新技術を搭載したハイエンドスマートフォンで、ユーザーのニーズに応じた魅力的な機能を提供している。
発売年度は異なるものの、どちらもその年度のスマートフォンを代表する機種である。
iPhone 16 Proは、洗練されたデザインやApple独自のエコシステムが特徴で、パフォーマンスやカメラ性能にも定評がある。
一方、Galaxy S23は、優れたディスプレイ技術やカスタマイズ性の高いソフトウェアが魅力で、特にマルチタスクを重視するユーザーに適している。
この記事では、両者をデザイン、ディスプレイ、カメラ、パフォーマンス、バッテリー、ソフトウェアなどの観点から比較し、それぞれの特徴とメリットを詳しく紹介していく。
自分にぴったりのスマートフォン選びをサポートするため、両モデルの違いを明確に理解できるよう解説していく。

この記事でわかること

  • iPhone 16 ProとGalaxy S23の違い
  • 各機種でお勧めの人

個々の詳細のレビュー記事もある。

デザインとビルドクオイリティ

まずは、全体のデザインとビルドクオイリティから見ていく。

iPhone 16 ProGalaxy S23
素材チタニウムアルミ
サイズ(mm)149.6 * 71.5 * 8.25146 * 71 * 7.6
重量(g)199168
カラー展開ブラックチタニウム
ホワイトチタニウム
ナチュラルチタニウム
デザートチタニウム
クリーム
ファントムブラック

素材に関しては、iPhone 16 Proは前作同様、チタニウム素材を採用している。この素材は軽量でありながら高い剛性を持つ優れた素材だ。
しかし、その割にはアルミ素材を使用しているGalaxy S23より約30gも重く、ケースやガラスフィルムを付けると、手に持った際の感触はずっしりとした印象を与える。
iPhone 16 Proは質感や耐久性を重視している一方で、軽さを求めるユーザーにとっては少々重く感じるかもしれない。

一方、Galaxy S23は非常に軽量で、ハイエンドスマートフォンの中でも屈指の携帯性を誇る。
片手での操作や持ち運びが非常に楽であり、携帯性を重視するユーザーには大きな魅力となる。
しかし、その軽さを実現するために、バッテリーや素材などでコストカットが行われている感はどうしても否めない。
素材の質感やバッテリー持ちに関しては、iPhoneに比べて若干劣ると感じる部分もあるだろう。

カラー展開に関しては、相変わらずiPhoneに軍配が上がる
Galaxy S23は他国では豊富なカラーバリエーションがあるものの、日本版では毎年、白と黒の二色のみの選択肢となっている。
シンプルで落ち着いた色味ではあるが、選べる色が限られている点は少々物足りないと感じるユーザーも多いだろう。
対照的に、iPhone 16 Proは4色展開で、どれも比較的落ち着いた色合いを持っている。
無印モデルのポップな色味とは異なり、シックで上品な印象を与える色合いが特徴だ。
これは好みが分かれる部分ではあるが、落ち着いたデザインを好むユーザーには大きな魅力となるだろう。

ディスプレイ

ディスプレイ

次は、ディスプレイに関して比較していく。

iPhone 16 ProGalaxy S23
素材LTPO OLEDOLED
リフレッシュレート1-120Hz60 or 120Hz
画面サイズ6.3インチ6.1インチ
解像度2622 * 12062340 * 1080

ディスプレイに関して、両機種ともOLED(有機EL)を採用しているが、iPhone 16 ProはLTPO技術を搭載している。
この技術により、リフレッシュレートが動的に変化し、操作が少ない時には1Hz、操作が多い時には120Hzといったように、可変リフレッシュレートを実現している。
これにより、バッテリー消費を抑えつつ、滑らかな動作を提供している点が特徴的である。
対して、Galaxy S23はリフレッシュレートが固定となっており、60Hz(省電力モード)か120Hz(最適)での表示となっている。
なお、GalaxyシリーズがLTPOに対応するのは、S24以降であり、現状の両社の最新ハイエンドモデルでははなくなっている
120Hz時の追従性はどちらも、しっかり指に追従しており、これになれると60Hzでは違和感を感じるほどである。

画面サイズに関しては、iPhone 16 Proが6.3インチで、Galaxy S23に比べて0.2インチ大きくなっている。
0.2インチの差ではあるが、画面が大きくなることは嬉しいポイントだ。
個人的には6.3インチが片手操作の最大サイズだと感じている。
無印PlusやPro Max、Ultraモデルのような大画面スマートフォンになると、比較的小柄な日本人の手では片手操作が難しくなることが多い。
6.3インチのサイズは、操作性と視認性のバランスが取れたサイズであり、手の小さい人にとっても比較的使いやすいと感じる。

画面の解像度に関しては、スペック上では後発のiPhone 16 Proが若干優れている。
しかし、このピクセル数の違いはこのレベルになると意味をなさず、誤差のようなもの。
実際に大きく影響するのは、ソフトウェアによる調整である。
それを踏まえると、iPhoneのディスプレイのほうがより美しい描画をしていると感じることが多い。
個人的な印象では、Galaxy S23のディスプレイは若干白が強く感じられ、特にYoutubeで人物を見た際の色味に違和感を覚えることがあった(※個人差はある)。
iPhoneのほうが色味が自然で、健康的に描画されており、全体的に違和感はない。
ただし、どちらも十分性能の高いディスプレイである。

パフォーマンスと処理能力

iPhone 16 ProGalaxy S23
CPUA18 ProSnapdragon 8 gen 2
Mobile Platform for Galaxy
RAM(GB)8?8
AIApple IntelligenceGalaxy AI

まずは、スマートフォンの性能を測る代表的な指標であるAntutuベンチマークから見ていく。
ただし、このテストは非常に有名ではあるものの、iOSとAndroidといった異なるOS間ではスコアの仕組みに差があるため、単純な数値比較はできない。
今回はあくまで全体的な性能の傾向を把握するための参考として見てもらいたい。

Antutu_iPhone
Antutu_galaxy

スコアの総合点だけを見ると、思ったほど大きな差は出ていない
そこで、各項目ごとにもう少し詳しく比較してみる。

CPUスコアでは、やはり最新モデルであるiPhone 16 Proが優勢だ。
発売時期で言えば、iPhone 16 Proは2024年後半、Galaxy S23は2023年前半と、約2世代の差がある。
そのぶん、処理性能にも明確な違いが見られる。
CPUはスマホ全体の処理速度に直結する重要な要素であり、この差は見逃せない。
ただし、Galaxy S23のスコアも依然として高水準であり、普段使いにおいて性能面で不足を感じることはほぼない。

GPUスコアは、両者にほとんど差が見られない
これは主に3DゲームやAI機能の処理能力に関係する部分で、Galaxyもかなり健闘していると言える。
どちらもハイエンドモデルにふさわしい高い描画性能を備えており、ゲームなどで処理落ちすることはまずないだろう。

MEMスコアは、RAMやストレージ(ROM)の読み書き性能を示す項目だが、ここはGalaxy S23がわずかに上回っている
Samsungの内製メモリを搭載していることもあり、ハードウェアとの相性が良いのかもしれない。
この項目が高いと、アプリの切り替えや起動、データの読み書きがよりスムーズになる。
一方、iPhoneはAppleがOSとハードを一括で設計していることもあり、スコアが多少低くとも、使用感に支障は感じにくい

最後にUX(ユーザーエクスペリエンス)スコアだが、これは実際の使用感を反映した項目で、タッチの滑らかさや操作レスポンスなどを総合的に評価している。
ここはやはりiPhoneの得意分野であり、Galaxyを一歩リードする結果となっている。

カメラ性能

iPhone 16 ProGalaxy S23
メインカメラ48MP Fusion50MP
超広角カメラ12MP12MP
望遠カメラ12MP10MP
ビデオ性能最高4K120FPS最高8K30FPS

カメラ構成に関しては、どちらも3眼であり、広角(メイン)・超広角・望遠となっている。

メインの画素数が異なるが、スマホサイズのセンサーであれば、画素数は結果に影響せず、いかにソフトウェアできれいな処理を施せるかが重要である。
ビデオ性能に関して、Galaxy S23は最高8K30FPSとなっているが、現状8Kに対応したデバイスが希少なため、有用性は低い。

今回は、写真に関して両者を比較していく。

メインカメラ(昼)

メインカメラは1倍同士での比較になる。
左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_main
Galaxy_main

iPhoneが4:3、Galaxyが16:9なので、写真の比率が異なる点は注意する。
一目見て、Galaxy S23の写真のほうが明るく写っている
iPhoneはどちらかというとアンダーよりの写りになってしまっている。
インスタグラム等にアップする映える写真を撮りたいなら、Galaxy S23のほうがよいだろう。
画質に関しては、どちらも十分素晴らしい。

超広角カメラ(昼)

超広角カメラは、iPhoneが0.5倍、Galaxyが0.6倍とiPhoneのほうがより広範囲を撮影できる。
それを踏まえて以下の写真を見てほしい。
左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_wide
Galaxy_wide

こちらも、iPhoneが4:3、Galaxyが16:9なので、写真の比率が異なる点は注意する。
傾向としては同じで、iPhoneがアンダーよりの写りに対して、Galaxyが、かなり明るく写っている
iPhoneのほうが、高精細であるが、印象としては明るくとれているGalaxy S23がキレイだと感じる。
画角に関しては、わずか0.1倍の差なので、ほとんどわからない
しいて言うのであれば、右手前の桜の木を目印にするとわかりやすいのではないか。
(比率の違いもあるため、一概には言えない)

望遠カメラ(昼)

望遠カメラは。iPhone 16Proが5倍、Galaxy S23が3倍となっている。
iPhoneのほうが、より迫力のある写真を撮ることができる
左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_scope
Galaxy_scope

望遠カメラに関しては、如実に差が出る結果となった。
やはり、3倍と5倍は大きく異なる。

全体の印象であるが、やはりGalaxyは明るく映している
逆にiPhoneは自然に近い色合いである。
これは好みが分かれる部分だろう。
私は、写真は思い出のためにとるので、見たままの景色を残してほしいと思う派である。

メインカメラ(夜)

左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_main_night

夜景は、逆にiPhoneが明るく、Galaxyが暗いという真逆の結果になった。
iPhone 16 Proで撮影した城に関しては、かなり白味が強くなってしまっている
逆に、Galaxyで撮影した城は屋根瓦の白味も抑えられており、引き締まった印象を受ける。
比較して初めて、意外な結果に驚いている。

超広角カメラ(夜)

左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_wide_night
Galaxy_wide_night

iPhoneに関しては、引き続き夜景では白色が強くなっている
そのため、メインカメラ同様に屋根瓦の色がかなり白っぽくなってしまっている。
対するGalaxyは夜空から城に至るまで、非常にはっきりした色使いとなっている。
やはり、魅せる写真づくりはGalaxyのソフトウェアが優秀ということだろう。
逆にiPhoneのソフトウェアは、夜景においても、景色をそのまま再現しようとする傾向が見れる。

望遠カメラ(夜)

左がiPhone 16 Pro、右がGalaxy S23である。

iPhone_scope_night
Galaxy_scope_night

望遠カメラに関しては、iPhoneのほうがやや明るい印象を受ける。
これまでとは真逆の結果で、面白い。
ディティールはさすがの5倍望遠で、iPhone 16 Proのほうが優秀である。
屋根瓦がしっかりと写っていることからもそれは確認できる。

まとめ

  • Galaxyはソフトウェアで、色使いをしっかりと加工する傾向にある
  • iPhoneは見た景色になるべく近い写真を残す
  • 広角・超広角ともに昼間も夜景も大きな差は出ない
  • iPhone 16 Proの5倍望遠は迫力がある写真が撮れる

バッテリーと充電

buttery
iPhone 16 ProGalaxy S23
バッテリー容量公称値なし3900mAh
充電速度最大25Wh最大30Wh
使用時間ビデオ再生27時間連続通話時間39時間

バッテリー容量に関しては、iPhone(というよりApple)は相変わらず詳細なスペックを公表していない
毎年のように内部設計やプロセッサは進化しているが、バッテリー容量だけは不透明なままである。
あくまで推測だが、数世代にわたって大きくは変わっていないのではないか、と思ってしまうほどだ。
一方、Galaxy Sシリーズはそのあたりが明快で、スペックシートにきっちりと容量が記載されている。

ただし、Galaxy Sシリーズの「無印モデル」は、ここ数年でコストカットの影響が目立つようになってきた。
たとえば、かつてのGalaxy S20では4,000mAh以上のバッテリーが搭載されていたが、S23では3,900mAhにまで減少している。
CPUの省電力性も特別優れているとは言い難く、電池の持ち時間は正直あまり良くない
筆者の使い方では、省電力モードをオンにしてようやく1日半持つかどうか、といったレベルだった。
しかもこれは、日中あまりスマホを触らない生活スタイルでの話であり、SNSや動画、カメラなどを日常的に使っていれば、1日もたないことも珍しくない。
Galaxyシリーズには、バッテリー持ちの改善が今後の課題として残っているように思う。

対して、iPhone 16 Proは見た目のバッテリー容量こそ不明だが、実使用での電池持ちは想像以上に優秀だと感じた。
特にカメラを使った際や、Bluetoothで音楽を再生しているときも、バッテリーの減りは緩やかで、安心して使える印象を受けた。
SoCの電力効率が高いためか、全体的に安定感があり、無駄な消費が少ないのだろう。
社会人のように日中あまりスマホを触らない人であれば、1日は余裕でバッテリーが持つレベルである。
筆者はGalaxyからiPhoneへ乗り換えた際、まずこの「減らない感覚」に驚かされた。

ただし、充電速度については、どちらも最新スマートフォンとしては物足りなさを感じざるを得ない。
たとえば、Xiaomiなどは120Wの超急速充電に対応しており、20〜30分でフル充電できる機種もある。
その点、iPhone 16 Proは最大でも25W、Galaxy S23も最大で約25W程度となっており、急速充電とは言いがたい。
無線充電にも対応してはいるものの、充電速度がさらに遅くなるため、筆者としてはまだ積極的に使う気にはなれない。

使用時間に関しては、公称値こそ異なる基準で記載されているため単純比較はできないが、体感としてはiPhoneのほうが明らかに持ちが良い
とくに待機時やスリープ中の消費が少なく、使いたいときにしっかり電池が残っている安心感がある。

ソフトウェアとエコシステム

iPhone 16 ProGalaxy S23
OSiOSOne OS
アップデート頻度年1回の大型アップデート年1回の大型アップデート
OS保証期間約5年4年

OSに関しては、iOSとAndroidでは方向性が大きく異なる

iOSはカスタマイズ性こそ低いが、そのぶん完成度が高く、使い始めた瞬間から快適に操作できる。
iPhone専用に最適化されたOSであるため、動作の安定性や滑らかさは非常に高く、細かな設定をしなくても直感的に扱える点が魅力だ。
初心者でもすぐに使いこなせる設計になっており、まさに「すぐ使える」スマホの代表格と言える。

一方、GalaxyにはAndroidをベースにした「One UI」が搭載されている。
個人的な印象ではあるが、One UIは数あるAndroid系OSの中でも特に完成度が高いと感じている。
全体的にiOSに近い使いやすさを目指しており、細かいカスタマイズも可能なため、自分好みに設定したい人には向いている。

エコシステムについては、Appleの強みが際立つ。
Airdropでの写真共有をはじめ、iPadやMac、Apple Watchとの連携が非常にスムーズで、製品間の垣根を感じさせない。
一方でGalaxyは、Samsung製品だけでなく、他社のAndroidデバイスとも連携できる柔軟性がある。
ただし、そのぶん選択肢が多く、設定や機器選びに迷うことも少なくない。
その点、Appleは製品数が絞られており、例えばスマートウォッチを選ぶにしても「Apple Watch」から選べば済むというシンプルさがある。

エコシステムやOSでの違いはこちら

  • Apple製品とシームレスに連携したい、直観性の高いUIがいい
    →iPhone 16 Pro
  • 製品の選択肢を狭めたくない、自分好みのスマホに仕上げたい
    →Galaxy S23

価格

iPhone 16 ProGalaxy S23
税込み価格(128GB)
※発売当初
159,800136,620(docomo)
136,330(au)
147,700(rakuten)

価格に関しては、当然ながらGalaxy S23のほうが安価である。
ただし、発売から時間が経っていることもあり、現在は新品の流通がほとんどなく、各キャリアでも取り扱いを終了している。
そのため、入手手段としては中古品がメインとなる。
一方、iPhone 16 Proは発売からまだ日が浅いため、中古市場にはあまり出回っておらず、基本的には新品での購入が中心となる。

iPhoneに関しては、Apple Storeのほか、各キャリアからも販売されている。
ただし、価格面や下取りなどのサポートを考慮すると、Apple Storeでの購入が最も無難な選択肢といえるだろう。
分割払いにも対応しており、柔軟な購入方法が用意されている点も魅力である。

いずれの端末も10万円を超える高額な製品であるため、購入の際にはスペックや機能だけでなく、自分の使用スタイルやライフスタイルに本当に合っているかどうかを慎重に見極める必要がある。
価格差だけで選ぶのではなく、長く使える一台として納得のいく選択をしたいところだ。

どちらを選ぶべきか

メリット

これまでの比較を踏まえて、それぞれの機種がオススメな人について考えてみた。
なお、Galaxy S23は少し前のモデルだが、S24以降の新しい機種でも大きな傾向は変わらないので、その点を考慮して参考にしてほしい。

iPhone 16 Proを選ぶべき人

  • Apple製品をすでに利用している
  • カメラにこだわりたい(特に動画)
  • シンプルなUI・UXが好き

Galaxy S23を選ぶべき人

  • ハイエンドスマホを安く購入したい
  • スマホは軽いほうがいい
  • スマホのUI等を自由にカスタマイズしたい

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました