耳栓選びに悩んでいる人なら、一度は名前を聞いたことがあるかもしれない「Loop Quiet2」。
デザイン性と機能性の両立が話題だが、実際の使い心地はどうなのか。今回は、自腹で購入して一定期間使ってみた感想を率直にまとめる。
夜間の騒音対策、集中したいときのノイズカット、耳へのフィット感など、リアルな体験をもとに良かった点・気になった点の両方をレビューする。
広告や提供なし、あくまで一ユーザーとしての視点で書いているので、購入を検討している人の参考になれば幸いだ。
この記事でわかること
- Loop Quiet2とは何か
- Loop Quiet2 のメリット・デメリット
なぜLoop Quiet2を選んだのか?3つの購入の決め手
睡眠中に使える耳栓を探していて、Loop Quiet2を購入した。決め手になったのは、次の3点だ。
- 寝返りが打ちやすい
- 充電の心配がない
- 再利用できる
寝返りが打ちやすい
以前はワイヤレスイヤホンを装着したまま寝ていたが、寝返りを打つたびに耳が圧迫され、不快感があった。
ひどいときは耳から外れ、起きて最初にするのがイヤホン探しということも多かった。
しかも、充電がほぼないため、まずは充電しないといけない。貴重なコンセントが1個奪われるのも地味にストレスだった。
ワイヤレスイヤホンは構造上、耳から少し飛び出してしまう。一方、Loop Quiet2は耳にすっぽり収まり、横向きでも違和感が少ない。寝ている間もほとんどズレず、安心して使える。
充電の心配がない
耳栓なので、当然ながら充電は不要。電池残量を気にする必要もない。
それにも関わらず、周囲の雑音をしっかり遮断してくれる。いわゆるノイズキャンセリング機能と同等の静けさを、シンプルな構造で実現しているのが魅力だ。
もちろん、物理的な遮断のみなので、ノイズキャンセリングほど強力ではない。
朝起きたときに「バッテリーが切れていたらどうしよう」と不安になることもなく、心の余裕が生まれる。
再利用できる
以前使っていた耳栓はMoldexのもの。
この耳栓、遮音性は高いが、使い捨てという欠点があった。
つまり、毎日使用するとなると、結構なランニングコストが発生する。
その点、Loopはイヤホンに近い耳栓のため、何回でも利用できるのが素晴らしい。
基本情報

内容物は下記3点
- 本体が入ったケース
- 交換用イヤープラグ
(XS、S、M、Lの4種類で、Mは最初から装着されている) - 説明書
本体は、シリコン製でかなり小さい。
今回、私はミント色を購入した。
ケースはプラスチック製で、ワイヤレスイヤホンでよくある指輪型のケース
造りはかなりシンプルで、見た目のチープさがすごい。
イヤーチップは独特の形状をしている。
見た目は通常のイヤホンと大差ないが、中心の穴はなく、遮音性が高い構造となっている。
イヤーチップを交換する際、本体がシリコン製なので丁寧に扱わないと
本体が破損してしまいそうである。
今回レビューしているLoop Quiet2は、約14㏈のノイズ軽減効果がある。
特徴
特徴は以下の3点
- ワイヤレスイヤホンと同じ形状
- 何回でも利用できる
ワイヤレスイヤホンと同じ形状
この耳栓は、写真からもわかるように、ワイヤレスイヤホンと同じような感覚で利用できる。
大半の耳栓が、スポンジをつぶしてから耳に入れる方式になっていると思う。
遮音性は高くなるが、うまく入れるには若干のコツが必要である。
その点、Loopであれば、そのまま入れるだけなので、コツは不要である。
また、スポンジ製のイヤホンは耳から飛ぼ出しているものもあり、横向きで寝ている際に
多少の違和感がある。
それがないこともこのLoopの魅力の一つである。
何回でも利用できる
これは、私が以前利用していたMoldexとの対比になってしまうのだが、Moldexは
遮音性が高い代わりに、使い捨てすることが想定されていた。
再度利用できないわけではないが、スポンジも劣化していくので、期待通りの効果が得られなくなっていく。
それに対し、Loopはシリコン製なので、劣化はしにくい。
都度購入の必要がないため、耳栓を使用する頻度が高いのであれば、コストは抑えられる。
その点においても、ワイヤレスイヤホンと同じ感覚で利用できるので非常に便利である。
メリット・デメリット
メリット
- 耳から飛び出ないので横向きでも寝やすい
- 遮音性は意外と高い
- 繰り返し利用できる
デメリット
- ASMRを聞きながらの寝落ちができない
- ケースが小さいので、非常になくしやすい
- 遮音性はMoldexのほうが高い
まとめ
使用してみてわかったが、Loop Quiet2は耳栓としての利便性は非常に高い。
着けたいときに着用し、外したいときは外す、そんな便利な耳栓である。
ASMRを聞きながら寝れないのが残念だが、イヤホンの出っ張りとトレードオフと考えて使用している。
着け心地もよく、耳栓特有の圧迫感もないのでオススメである。