こんにちは。
投稿者です。
今回、アメックスプラチナの家族カードを発行したので、
概要含め、紹介していこうと思う。
家族カードの概要
まずは、アメックスプラチナの家族カードの概要を説明する。
基本的には、アメックスプラチナ本カードと大差ないが、いくつかの違いがある。
そこで、本会員と比較しながら基本機能についてみていく。
本会員 | 家族会員 | |
年会費 | ¥165,000(税込み) | ¥0 |
申し込み資格 | 20歳以上で安定収入のある方 | 本会員が申し込みする必要がある |
対象者 | 20歳以上で安定収入のある方 | ・親 ・子 ・配偶者もしくはパートナー |
還元率 | 1% | 1% 本会員のアカウントに付与 |
タッチ決済 | 可 Apple Pay | 可 Apple Pay |
付帯特典 | 全て利用可 | 一部制限がある |
カード素材 | メタル製 | プラスチック製 |
カード内容 | プラチナのみ 追加カードはプラチナ・ゴールド・グリーンから選択可 | プラチナ・ゴールド・グリーンから選択可 |
これを見る限り、本会員と家族会員でカードとしての機能に差は見られない。
年会費は無料。
これは、本会員の年会費を考えるとそうであってほしい。
対象者は、本会員の1親等に相当する人物のようで、兄弟(2親等)は対象外のようである。
パートナーが入っているあたり、多様性を意識した米国企業らしいと感じた。
カード素材はプラスチック製で、コストを考えると仕方ないのかなと思う。
カードはプラチナ・ゴールド・グリーンの3種類から選択でき、付帯特典もカード券面に準ずる。
これ以降の記載は、カード券面をプラチナに選択した場合である。
家族カードのメリット

家族カードのメリットは次の3つ
- 年会費を希薄化できる
- 本会員とほぼ同じ特典を受けることができる
- ポイントを合算することができる
順番に解説していく。
メリット① 年会費の希薄化
アメックスプラチナの家族カードは年会費が無料かつ4枚まで発行できるので、発行枚数により、実質的な年会費が次のようになる。
家族カードの枚数 | 1人当たりの年会費 |
0枚 | ¥165,000(税込み) |
1枚 | ¥82,500(税込み) |
2枚 | ¥55,000(税込み) |
3枚 | ¥41,250(税込み) |
4枚 | ¥33,000(税込み) |
と、1枚当たりの年会費が希釈され、最大枚数である4枚では、ゴールド・プリファードの年会費である¥39,600(税込み)を下回る金額になる。
ただし、誰にでも発行できるわけではないので、注意が必要である。
また、今回の計算では、本会員の追加カードは考慮していない。
カードの名義人1人当たりにするためである。
メリット② 本会員と同じ特典を受けることができる
家族会員は、基本的に本会員と同等の特典・保険が付帯する。
特に、保険はほかのカードと比較しても豊富かつ高額であり、海外旅行保険の条件の緩さ(楽天カードであれば、募集型企画旅行のみといった感じ)を魅力に感じ、家族カードを親に発行した。
同じものをあげていくのは、特典の数が多いので、本会員のみに付帯する代表的な特典を列挙していく。
アメックスプラチナを発行した話は下記

下記以外にも複数あるが、傾向としては、キャッシュバック・継続特典・イベント系が多い。
- 継続特典
FSGとトラベルクレジット
FSG:年会費の更新でもらえるホテル無料宿泊券。約4万円以上の価値がある。
トラベルクレジット:年会費の更新でもらえるクーポン。4万円以上の利用で2万円割引
- プリンスホテル プラチナステータス
ホテルステータス概要
内容:2名分の朝食無料、空室状況に応じてアップグレード・レイトチェックアウトなど
- グローバル・ダイニング・キャッシュバック
レストラン割引
国内外約2000のレストランで、年間約4万円キャッシュバックされる。
高級レストランが多く、星付きレストランも含まれる。
- カード会員限定イベント
概要
アメックスの主催するイベントへの参加権が家族会員には基本的に付与されない。
ただし、一部のイベントでは家族会員も応募できる。
- 海外旅行保険の自動付帯
概要
家族会員は海外旅行保険が利用付帯のみ。保険内容は本会員の利用付帯時と同じ。
ただし、利用付帯の内容は比較的緩く、空港までの電車やバスの代金を決済しても対象となる。
メリット③ ポイントの合算
3つ目のメリットは、ポイントが合算できることである。
キャッシュレス時代において、家族の支出を集約すると、年間ではかなりのポイントを獲得できるだろう。
また、初年度の利用金額に応じてもらえるキャッシュバックやポイントも、家族会員の利用分は積算対象である。
ボーナスポイントプログラムに無料で登録できるうえ、年間上限も500万円分ある。
多くの人が利用するであろうAmazonが対象になっており、年会費やサブスクも対象になっている。
ためたポイントはマイルやホテルポイントにも交換できるので、家族旅行に当てるのもいいと思う。
ただし、アメックスのプロパーカードは基本的に、ポイ活の相性はあまりよくないことには注意が必要である。
家族カードのデメリット
家族カードのデメリットは次の3つ
- カード素材はプラスチック
- 一部のイベントには申し込みできない
- 発行対象が限られる
デメリット① カード素材はプラスチック
当然といえば当然だが、家族カードはプラスチック製になる。
デメリットといえるほどでもないが、本会員との違いが最も顕著なので、デメリットとした。
ただし、プラスチック製であれば、メタル製で利用できないような券売機などの
吸い込み式の決済端末も利用できる。
つまり、クレジットカードで決済できる場面であれば、すべての機会で支払いが可能となる。
とはいえ、タッチ決済やApple Payでの支払いも可能なので、カード自体を出すことも少ないと思う。
デメリット② 一部のイベントは申し込み不可
アメックスでは、定期的にカード会員向けの限定イベントを主催している。
記事制作日時点では、二条城の貸し切りなどが予定されているが、申し込み可能なのは
全て本会員(基本カード会員)のみである。
家族会員が参加したい場合は、本会員に申し込んでもらうしか方法がなく、参加が確定した後は辞退ができないため、注意が必要である。
そして、これらのアメックスが主催するイベントは魅力的なものが多いため、それらに申し込みが
できないのは、デメリットとして挙げさせてもらった。
デメリット③ 発行対象が限られる
デメリットの3つ目は、家族カードの発行対象が限られる、というものである。
具体的には、本会員の親・本会員の子・本会員の配偶者あるいはパートナーである。
パートナーと入っているのは、欧米企業らしいなと感じた。(アメックス自体も多用性を推進している)
これらを見てもわかるように、対象者は本会員の1親等に相当する人物に限られる。
なので、本会員の兄弟やその他親戚には発行することができない。
(※虚偽申請は強制解約のリスクがあるため、本ブログでは推奨しない)
最大4枚まで無料で発行できるが、発行対象を見ると、うまく考えてあるなと感じる。
4枚あれば、これらの対象範囲であれば、十分な数と思われる。
なお、限度額に関しては本会員の限度額に合算されるので、発行すればするほど限度額が
増加するわけではない。
また、各カードについて、本会員側で限度額を個別に設定できる。
発行方法
Webから申し込む
アメックスプラチナの家族カードの発行方法について、実際の画面をもとに解説していく。
スマホの画面で開設する。PCだとボタン配置が多少異なる。
- マイページにログインする
- 「家族カード申し込みページ」に遷移する
画像赤枠のボタンをクリック - 申し込みボタンをクリック
- 申込者の情報を入力する
(画像青枠の部分)
※正確な情報を記載する - 「次へ進む」を押すと、審査が始まる
早ければ10秒ほどで可決する - 約3~4営業日後に基本会員あてに、簡易書留で到着する
選ぶ際のポイント

家族カードはプラチナ・ゴールド・グリーンから選択できる。
簡単な選ぶポイントを紹介する。
グリーンカードを選ぶ場合
- 特典は重視しない
- 家族がメインカードをすでに所持しており、サブカードとして持たせる場合
グリーンカードは特典も少なく、保険も少ない。
グリーンカードのメインとなる特典は、グリーン・オファーズと呼ばれる、サブスク形式のものがほとんどである。
そのため、ほかにメインカードを所持しており、サブカードとしてラウンジ利用や保険を追加したいときの選択肢になるだろう。
ゴールドカードを選ぶ場合
- 特典はそれなりに欲しい
- 海外旅行よりも国内旅行へ行くほうが多い
ゴールドカードになると、グリーンカードよりも特典は充実する。
ただし、ホテルメンバーシップもプリンスホテルだけであり、グルメ優待も国内がほとんどなので、
海外にあまり行かない場合は、ゴールドカードでも十分だと思う。
あるいは、他社のゴールドカード以上を所持している場合は、補完的な意味合いで所持してもいいかもしれない。
海外旅行保険は十分とは言えず、よほど安全な国へ行かない限り、民間保険を契約するのが無難。
国内旅行であれば、保険は不要なため、国内旅行のほうが多い人がお勧めになると考えた。
プラチナカードを選ぶ場合
- 付帯サービスを充実させたい
- 海外へ定期的に行く
プラチナカードになると、ゴールドカードよりもさらに多くの特典が付帯する。
基本的には、こちらを選べば問題ない。
国内だけでなく、海外で利用可能な特典もたくさんついてくるうえ、旅行保険も充実しているので、海外旅行に定期的に行く人にとっては、有力な選択肢になる。
また、付帯保険も充実している。
デメリットは、上記で上げたが、個人的には貸し切りナイトに申し込めないぐらいか。
まとめ
今回は、アメックスプラチナの家族カードについて、解説した。
券面が3種類から選べ、それぞれ状況に応じた特典が利用できる。
プラチナの家族カードであれば、特典だけではなく、付帯保険も非常に充実している。
最後にメリット・デメリットを再掲しておく。
家族カードのメリット
- 年会費を希薄化できる
- 本会員とほぼ同じ特典を受けることができる
- ポイントを合算することができる
家族カードのデメリット
- カード素材はプラスチック
- 一部のイベントには申し込みできない
- 発行対象が限られる
最後まで読んでいただきありがとうございました。
