こんにちは。
Kの週報 投稿者です。
今回は、アメックスのゴールドを保有して約半年が経過したので、
使ううちにわかってきたメリット・デメリットを書いていこうと思います。
この記事でわかること
- アメックス ゴールドプリファードの特典について
- カードを所有するメリットデメリット

基本情報
アメックス ゴールドプリファードの基本情報は以下の通り。
詳細な情報に関しては専門のサイトや公式のホームページを見てほしい。
代表的な特徴は、やはり金属製のカードになったことだろう。
クレジットカードに詳しくないが、この年会費で持てる金属製カードを私はこれ以外に知らない。
プラスチックカードがないのがデメリットだが、後述するように特に困ることはない
また、ETCカードの発行手数料が、税込みで1000円近くすること、
スマホでのタッチ決済がApple Payのみなのは、人によってはデメリットになる。
限度額はアメックスおなじみの個別設定であるが、日常的な利用であれば限度額を
気にする必要はないように感じる。
実際、私も目安利用額を確認したことはあるが、とても使いきれる額ではなかった。
![]() | 年会費 | (税込み)39,600円 |
家族カード/追加カード | 2枚まで無料 3枚目以降:19,800円 ※追加のプラスチックカードの発行はなし | |
ETCカード | 無料(発行手数料935円) | |
タッチ決済 | 可 Apple Pay対応(QuiqPay) | |
素材 | 金属製 | |
有効期限 | 新規発行:5年 切り替え:切り替え前のカードと同じ | |
限度額 | 個別に設定 | |
還元率 | 1会計毎に計算 基本100円で1ポイント |
代表的な特典
それでは、代表的な特典に絞って紹介していく。
ここでは紹介していない特典も多数あるので、興味のある方は公式サイトで確認することを勧める。
なお。記載の順番は私の思いつくままにしている。
決して重要度とかではない
旅行系特典
代表的な特典は次の5つ
- FSG(Free Stay Gift)
- The Hottel Collection
- プリンスホテル ゴールドメンバー
- 手荷物無料宅配
- 空港ラウンジ

これ以外にもたくさんあるが、めぼしい特典はこの5つ
簡単に解説する。
FSG(Free Stay Gift)
このカードの最大の特典である。
年間の総決済金額が200万円以上かつ、2年目以降の年会費を支払うと獲得できる。
対象ホテルは40程度あり、2名1泊朝食無しのプランに宿泊できる。
うまく選べば、年会費以上の価値をこの特典1つで出せるほど強力である。
逆に言うと、この特典によりこのカードの価値が担保されているといってもいいほどなので、
保有を考えている方は年最低200万以上、このカードで決済するか検討してからにしてほしい。
また、ホテルによっては対象除外日が多数あること、ホテルは毎年4月に入れ替わること、あくまで継続特典のため、1年たたずの解約や切り替えをした場合は資格が失われること、指定日までにアメックス側で確定した決済のみが計算対象となる点にも注意が必要である。
なお、この特典は後述するプリンスホテルのゴールドメンバー資格や自身で保有するホテル上級会員資格とも併用できる。
ちなみに、優待獲得までに必要な金額と日付はアメックスの公式アプリに表示されるので安心である。
対象ホテルブランドの一覧
- 西武プリンスホテルズ&リゾーツ
- マリオット・インターナショナル
- オークラ ニッコー ホテルズ
- ハイアット ホテルズアンドリゾーツ
- ニューオータニホテルズ
- ロイヤルパークホテルズ
The Hottel Collection

ホテル系の特典2つ目。
国内外の約1000近いホテルで優待が受けれるというもの。
主な優待は次の通り。
- チェックアウト時の清算から、100米ドル相当が割引
- (空室状況により)アーリーチェックイン、レイトチェックアウト
- (空室状況により)部屋のアップグレード
円安の今は100米ドル相当だと前にもまして、お得度が上がったことだろう。
ただし、この特典を受けるには2連泊以上が必要である。
また、空室状況にもよるが、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋のアップグレードが受けれるのは魅力的だろう。
特に、部屋のアップグレードがされた場合、宿泊するホテルによっては年会費分以上ということもあるかもしれない。
プリンスホテル ゴールドメンバー
ホテル優待3つ目。
西武グループの運営するプリンスホテルの会員資格の下から2つ目のゴールドメンバーになれるというもの。
本来は1年間でプリンスホテルに20万円以上宿泊することで得られる特典だが、
このカードを保有すれば、無条件でゴールドメンバーになることが可能。
※ただし、プリンスホテルの会員になり、アメックスの公式サイト経由で申請する必要がある。
自動付帯ではない。
この特典を1度でも利用すると20万円分の価値がある?いやない。
個人的には、宿泊する際はホテルブランドに縛られたくないので、あまり利用することはないと思う。
ただし、この特典はFSGでプリンスホテルに宿泊した際にも活用できるので、FSGは優先的にプリンスホテルを選んでもよいだろう。
手荷物無料宅配
空港までの荷物の送料が1つ分まで往復無料になる。
事前に申し込みが必要で、荷物は2~3日前に運送会社(ヤマト)に預ける必要がある
対象は国際線搭乗時のみ。
対象空港は羽田(第2・第3)、成田、関空、中部の4空港
回数制限は現時点ではない。
個人的には比較的使える特典だと思う。
海外に行く際は、大半の人が上記の4空港から出国すると思う。
この特典を利用すれば、スーツケースを引きずることなく空港と自宅を往復できる。
この特典、他社の年会費が1万円台のクレジットカードにも付帯しているが、その場合は往復どちらかが無料・どちらかが100円割引、といったものが多い印象である。
空港ラウンジ

国内28空港+ハワイ1空港のカードラウンジを利用できる。
また、プライオリティパスのスタンダード会員になることができ、年間2回まで無料で利用できる。3回目以降は1回あたり35米ドル支払う必要がある。
特に目新しい特典ではなく、他社のゴールド以上とほぼ同じ内容である。
さらに、プライオリティパスは、ラウンジのみが対象であり、飲食店やマッサージなどの施設では利用できない。
特に、カードラウンジはあまり期待するものでもなく、私個人の利用するメリットとしては以下の2点
- 椅子が待合スペースより上質
- 充電コンセントが豊富
ダイニング系特典
代表的な特典は次の4つ
アメックスは、グリーンも少し利用していたが、T&Eカードとしてはゴールド以下のダイニング系優待が思っているより少ない。
その中でも比較的有用だと個人的に思うのが下記。
ポケットコンシェルジュ 20%OFF
ポケットコンシェルジュを利用すると、代金の20%がキャッシュバックされるというもの。
事前に、会員登録の上、ポケットコンシェルジュ経由で予約し、決済は対象カードで行う必要がある。
また、A期間(1/1~6/30)・B期間(7/30~12/31)の各期間で、上限が各5000円となっている。
東京周辺がやはり多いが、対象店舗が全国各地にあるため、ダイニング特典の中では利用しやすい。
店舗によっては即時予約にも対応しているのも後述のダイニング特典よりも気軽に利用することができる。
ゴールド・ダイニング by招待日和

いわずと知れた招待日和である。
これは、対象店舗を招待日和経由で予約すると、コース料理が1名分無料になるというもの。
多くのサイトでは、この特典をダイニング特典の目玉のように扱っている。
しかし、私はそこまでこの特典にメリットを感じない。
- 店舗が都市部に偏っている
- 3日前までに、申請が必要で、予約が必ずできるわけではない
- 12月が対象外の店舗が多い(私の住む地域だけかもしれないが)
- A期間(4/1~9/30)・B期間(10/1~3/31)の間で同じ店舗は各1回ずつのみ
ただ、このデメリットは私のこじつけのようなもので、この特典は素晴らしいものである。
実際、私も利用したが、非常に得難い経験をさせていただいた。
ただし、店舗によっては招待日和経由だと同じコースでも高くなっている場合があるので、
事前に調べてからの利用が必須である。
レストラン15%割引
TRANSIT GROUPが運営するレストランでの食事代金の15%が割引される特典
対象店舗が東京と名古屋にしかないのがデメリット
ただし、金額や期間に関する条件はない。
東京・名古屋にすんでいるならぜひ利用したい特典の1つ。
実際に利用したレビューがある。
スターバックスカード オンライン入金20%キャッシュバック

スターバックスカードへの入金がオンライン経由で、20%キャッシュバックされる特典。
スタバ利用者には、非常にうれしい特典だと思う。
A期間(1/1~6/30)・B期間(7/1~12/31)で各2500円が上限となる。
これ以上でも以下でもない特典だが、スタバは利用者が多いので、特典としてあげた。
これの良いところは、ポイント倍率UPといった類のものではなく、キャッシュバックのため直接温恵瓊を受けることができることだろう。
さらに、この特典はなぜかゴールドプリファードのみに付帯している。
目玉特典の1つともいえる。
ポイント系特典
ポイントの還元やキャッシュバックなどの特典。
基本的にアメックスのカードは特典が豪華な分、ポイントの還元は高くない。
その中でも、特典と呼べそうなものを独断と主観で2つ選んで紹介する
メンバーシップ・リワード・プラス
グリーンカードでは年3300円必要なメンバーシップ・リワードプラスに自動かつ無料で登録される。
この特典は、対象の加盟店での決済に対し、通常100円で1ポイントだが、ボーナスポイントが100円につき2ポイント付与される。
対象加盟店一例
- Amazon
- Yahooショッピング
- App Store
- Uber Eats
- ヨドバシカメラ
- JAL
- 一休.com
- HIS
- American Express Travel
Amazonで買い物する人も多いと思うので、アメックスのポイント還元系特典の中ではかなり有用である。
また、これ以外にも、アメックスオファーでは、期間限定でポイント倍率がアップしたり、ポイントがキャッシュバックされるものもある。
対象期間は(9/1~翌8/31)で、上限は50万円分の決済。
つまり、年間10000ポイント分である。
ちなみに、グリーン(有料:年間3300円)とプラチナは年間500万円分、100000ポイントが上限となっている。
マイルへの交換
航空会社へのマイレージプログラムに交換できる。
メンバーシップ・リワード・プラスに自動登録されるので、未登録の状態より有利な交換条件となる。
移行先が14社と少ないこと、交換先によって比率が大きく異なることは注意が必要である。
また、よく勧められているANAへの移行であるが、私はお勧めしない。
理由は、以降に年5500円(税込み)が必要なことと、以降上限が年40000マイルまでだからだ。
さらに、この5500円は自動更新である。
提携航空会社/交換比率(アメックスのポイント:マイル)
- ANA/1:1
- JAL/2.5:1
- スカンジナビア航空/1.25:1
- キャセイパシフィック航空/1.25:1
- エティハド航空/1.25:1
- エミレーツ航空/1.25:1
- エールフランス航空/1.25:1
- カタール航空/1.25:1
- カンタス航空/1.25:1
- シンガポール航空/1.25:1
- タイ航空/1.25:1
- デルタ航空/1.25:1
- ブリティッシュエアウェイズ/1.25:1
- ヴァージンアトランティック航空/1.25:1
付帯保険
海外旅行保険
最高1億円の保険が付帯する。
注意しないといけないのは、利用付帯であること。
ただし、条件は比較的緩いので問題ないかと思う。
航空機の遅延保証なども付帯しているので非常にありがたい。
詳細な保険内容や条件については公式HPを確認してほしい。
ショッピング・プロテクション
アメックスのカードで購入した商品に不備があった場合に保証してくれるサービス。
年間500万円まで保証されるが、免責1万円が必要。
また、購入した商品の返品を購入店が受け付けてくれない際に使える、リターンプロテクションもある。
これらの保証があることで、安心して買い物をすることができる。
スマートフォン・プロテクション
スマホが破損・故障した際にその修理代金の一部を保証してくれるサービス。
免責金額が必要なこと、保有するカードで直近3年間通信料を支払っているなどの条件が存在するものの、スマホ保険が自動で付帯するのは魅力的だと思う。
詳細な条件や補償内容が知りたい方は公式HPを確認してほしい
メリット・デメリット
ここでは、上記の特典・優待一覧を踏まえ、このカードのメリット・デメリットを私の主観をもとに解説していく。
メリット

- 金属製カードである
- T&Eカードらしく、特典や優待が豊富
- カードに付帯する保険も充実している
順番に解説していく
メリット1:金属製カード
私の知る限り、年会費4万円で金属製カードを発行できる会社を知らない。
券売機等の仕様を控える場所も存在するが、日常生活を送る上では問題がない。
金属製カードは非常に所有欲が満たされる。
メリット2:特典や優待が豊富
アメックスでは、高い年会費に見合っただけの豊富な特典や優待が存在する。
この特典や優待をどれだけ使えるかどうかが、このカードを所有するかどうかの基準になる。
上記にあげた特典・優待だけでも一部であり、実際にはこ例外にもたくさんの優待があり、すべて使い切るのは不可能であると思う。
ただし、特典のほとんどがT&Eカードらしく、旅行やダインイングに集中していることは注意しておかないといけない。
また、上の特典概要では触れなかったが、会員向けの貸し切りイベントも定期的に実施しており、
ユニバの貸し切りナイトなどがある。
付帯保険が充実
こちらも高い年会費に見合うだけの高額かつ豊富な付帯保険がある。
一部、条件があったり、免責があったりと完璧ではないが、これだけ付帯しているのも珍しいと思う。
保険に関しては、再三になるが、詳細な条件等の約款を公式サイトで確認してほしい。
デメリット
- ゴールドカードとしては高額な年会費
- ポイント還元は期待できない

順番に簡単に解説していこうと思う。
デメリット1:高額な年会費
現在、アメックスを除くクレジットカードでは、ノーマルカードは年会費無料、ゴールドカードは条件付き年会費無料~1万円まで、プラチナカードが年会費2万円程となっている。
対して、このカードは年会費が約4万円と他社の一般的なプラチナカードよりも高額である。
その分、上で書いたような特典や優待に保険が付帯しているわけであるが、これらを使わな刈れば、
高額な年会費を払う意味は薄れるだろう。
そのため、このカードを持つべき人は以下のいずれかに該当する人が望ましい。
- (ゴールドカードとしては)高額な年会費を払える
- 特典や優待を使いこなせる
- 年間200万以上、単独カードで決済する
- クレジットカードに求めるものは、ポイント等の実利ではなく信用(=ステータス)
デメリット2:ポイント還元は期待できない
アメックスのプロパーカード全般に共通することではあるが、楽天カードのようなポイント還元は期待できない。
その代わりとして、アメックスオファーとしてキャッシュバックがあるが、比較的高額の商品に対するキャッシュバックである。
また、ゴールドプリファードはボーナスポイントの上限が1万ポイントと少なく、さらにポイントの交換先もあまり魅力的ではない(実質還元率が1%以下になるものがほとんど)。
まとめ
以上、長文でアメックスゴールドプリファードに付帯する特典や優待、また、このカードを持つメリットデメリットを書いてきた。
記事の大半が特典の記載であることからわかるように、このカードはゴールドカードとしては特典の量が半端ではない。
これらを使いこなせるかどうかと、年間200万円の決済を単独カードで行えるかどうかが、保有する分岐点になる。
この記事が、保有を考えている方の助けになればうれしいです。
