こんにちは。
Kの週報、投稿者です。
アメックスプラチナの切り替えのお知らせが届いたので、
今保有しているゴールドと、比較していこうと思います。
比較内容は主観が多分に含まれます。
この記事でわかること
- アメックスゴールドとプラチナの違い
- ゴールドとプラチナ、それぞれのお勧めの人

基本情報
まずは各カードの基本情報から見ていく。
ゴールド・プリファード・カード | 基本情報 | プラチナ・カード |
39,600 | 年会費 | 165,000 |
2枚まで無料/ なし | 家族カード/追加カード | 4枚まで無料/ プラスチック製カード |
935円/枚 | ETCカード | 935円/枚 |
0.3~1% | 還元率 | 0.3~1% |
可 Apple Pay | タッチ決済 | 可 Apple Pay |
個別に設定 | 限度額 | 個別に設定 |
金属製 | カード素材 | 金属製 |
取得日から5年 | 有効期限 | 取得日から5年 |
カードそのものの特徴について、簡単に表形式でまとめてみた。
こうしてみると、カードそのものの性能としては大差ないといえるだろう。
最も大きな違いは、やはり年会費だろう。
グリーンとゴールドの価格差が26400円に対して、ゴールドとプラチナの価格差は125400円であり、
ゴールドプリファードの年会費の4倍以上にもなる。
また、ゴールドプリファードは金属製カードになったものの、プラスチック製のカードが付帯しないので、券売機などの吸い込み型の決済端末での利用がはばかられる。
一方、プラチナカードにはプラスチック製のカードが付帯するため、金属製カードが使えなくても困ることはない。
限度額に関しては、アメックスによくみられる、個別設定である。
有効期限は新規発行の場合であり、切り替えの場合は元のカードの有効期限が引き継がれる。
お勧めの人
特典の比較に行く前に、それぞれのカードがお勧めの人を先に述べたいと思う。
アメックスゴールドがお勧めの人
- 年200万決済を安定して行える
- 特典や優待はそこまで利用しない
- 金属製カードでも困らない(吸い込み型の決済端末を利用しない)
年200万決済を安定して行える
ゴールドプリファードの最大の特典であるフリーステイギフトを得られるのが、年間200万円の決済である。
この特典を受けれるかどうかで、ゴールドプリファードのメリットが大きく変化するため、まずはこの金額を超えれるかどうかを基準にしてもらいたい。
なお、1か月あたりでは約17万円弱である。
日常の決済をこのカードに集約すれば、比較的達成できる人も多いのではないだろうか。
ただし、200万円達成のために、必要のない買い物をするのは得られる特典を加味してもすべきではないというのが、私の考えである。
ちなみに、アメックス発行のカードでは、Suicaなどの電子マネーへのチャージではポイントが付与されないが、利用金額はフリーステイギフトへの積算がされることは確認済みである。
特典や優待はそこまで利用しない
ここでの「そこまで」とは、後述するプラチナカードと比較した際に、プラチナカードほどの特典は利用しないけど、ゴールドプリファードに付帯する特典の量であれば使いこなせる、という意味である。
他社ゴールドと比較しても、かなり豊富な特典が付帯するので、利用しないのではこのカードを持つメリットが小さくなってしまうからだ。
なお、付帯する主な特典は下記記事を参考にしてほしい。
代表的な特典を取り上げているので、これらを使いこなせるかどうかを基準にするとわかりやすいと思う。
金属製カードでも困らない
アメックスゴールドからゴールドプリファードになった際に変更された点の1つである、金属製カードの導入。
重厚感があり、所有欲が満たされるが、利用できない場所が一部ある。
使えない場所は、吸い込み型の決済端末を導入している場所。
具体的には、駅の券売機やコインパーキングの精算機など。
プラチナカードと異なり、本人用のプラスチック製カードが発行されないので、これらの場所で使用する可能性がある方は注意してほしい。(家族カードはプラスチック製)
駅の場合は、窓口での差し込み型の決済端末であれば問題なく使用できる。
アメックスプラチナがお勧めの人
- 高額な年会費を支払えるor気にならない
- 海外旅行や高級レストランなどによく行く
- クレジットカードにステータス性を求める
高額な年会費を支払えるor気にならない
アメックスの発行するプラチナ・カードの年会費は非常に高額であり、基本情報でも掲載したように
165,000(税込み)がかかる。
その分、付帯する特典は非常に豪華だが、この年会費を支払える、もしくは高額な年会費でも気にしない、という方向けのカードでもある。
なお、付帯する特典を十分に利用すれば年会費分の価値を出すことはできるので、後述する特典概要を見て参考にしてほしい。
海外旅行や高級レストランなどによく行く
後述する特典を見てもらうとわかるように、プラチナ・カードの特典のほとんどが、旅行系あるいはグルメ系の優待となっている。
その中でも、海外旅行向けの特典であったり、高級レストランでの優待がメインとなっている。
そのため、海外にあまり行かない方、高級レストランで食事をする機会が少ない方は、特典を使いこなしてカードの価値を引き出すことが。困難になってしまう。
逆に、海外に行くことが多い、高級レストランに定期的に行く、と言う方であればこのカードでの価値を引き出しやすい。

クレジットカードにステータス性を求める
クレジットカードのクレジットは、英語で「信用」を意味する語である。
特に海外では、クレジットカードを保有していることが信用の証になったりする場合もある。
クレジットカードにステータス性も求める、と書くとなんだか時代遅れのような感じもしますが(実際、近年はそのような風潮もある)、こと先ほども述べたように、海外では異なります。
また、これだけ高額な年会費を維持し続けられるだけの安定的な収入があることの証明にもなる。
このようなことを、クレジットカードに求める方は、発行する価値がある。
プラチナ・カードは年会費も高額だが、特典を使いこなすのもそれなりに高額な決済が必要である。
ゆえに、万人にお勧めできるカードでもなく、自身のライフスタイルに合っているかどうか、吟味が必要である。
主な特典の違い
ホテル系

ホテル系の特典の比較が下記。
まったく別ものになる、というよりは、ゴールド・プリファードの特典を豪華にしたものが、
プラチナ・カードの特典という印象である。
特典 | ゴールド・プリファード | プラチナ・カード |
ホテル優待 | The Hotel Collection | The Hotel Collection Fine Hotel and Resort |
ホテル会員 | プリンスホテル:ゴールド | プリンスホテル:プラチナ マリオット:ゴールド ヒルトン:ゴールド ラディソン:Premium |
ホテル特典に関しては、The Hotel Collectionのみが共通している。
この特典は、世界約600のホテルの2連泊以上で、100米ドル相当のホテルクレジットや、アーリーチェックイン・レイトチェックアウト・部屋のアップグレード(3つとも当日の空室状況による)といった優待が受けれるもの。
Fine Hotel and Resortは、世界約1500を超えるホテルで、様々な優待が受けれる。
具体的な優待は次のとおり。
- アーリーチェックイン(当日の空室状況による)
- レイトチェックアウト(16:00まで保証)
- 2名分の朝食が無料
- 部屋のアップグレード(当日の空室状況による)
- ホテル内で利用できる100米ドル分のクレジット
また、両カードにホテルメンバーシップがつくが、その内容が異なる。
ゴールド・プリファードはプリンスホテルのゴールドメンバーのみであり、
対するプラチナ・カードは4つのホテルメンバーシップが利用できる。
特に、プリンスホテルのプラチナメンバーと、ヒルトンのゴールドメンバーでは2名分の朝食が無料になるため、ホテル滞在時の朝食の悩みから解放される。
旅行系


旅行系での特典の比較をしたものが下記。
ホテル系と同じく、ゴールド・プリファードの特典をさらに豪華にしたものが、プラチナ・カードの特典となっている。
特典 | ゴールド・プリファード | プラチナ・カード |
トラベルクレジット | 1万円分が継続時にもらえる ※2万円以上の決済で利用可 | 2万円分が継続時にもらえる ※4万円以上の決済で利用可 |
フリーステイギフト | 国内の40近いホテル | 国内の50近いホテル まれに海外で利用可 |
手荷物宅配 | 往復ともに1つまで | 往復ともに2つまで セカンドカードと合わせて4つまで |
空港ラウンジ | 国内カードラウンジ プライオリティパス:年2回まで | 国内カードラウンジ プライオリティパス:無制限 センチュリオン・ラウンジ グローバル・ラウンジ・コレクション |
継続特典のトラブルクレジットは、金額と条件が2倍になる。
フリーステイギフトは基本的には同じであるが、プラチナ・カードが無条件に対して、ゴールド・プリファードは年200万円以上の決済が必要である。
ホテルの数も異なり、プラチナ・カードのみヒルトンホテルが選択できる。
空港⇔自宅間の手荷物宅配の個数は、ゴールド・プリファードが1つまでに対し、プラチナ・カードは2つ(セカンドカード込みだと4つ)までになる。
荷物が多い人にはうれしい特典だろう。
年間の利用回数に上限はなく、利用料金もかからない。
空港ラウンジに関しては、どちらも国内カードラウンジが無制限に入場できる。
プライオリティパスはどちらも付帯するが、ゴールド・プリファードが年2回まで無料に対して、プラチナ・カードは利用回数に上限はない。
ただし、どちらのカードもレストランやスパは利用できない。
プラチナ・カードのグローバルラウンジコレクションは、一部の航空会社が運営するラウンジに入場できるもの。

グルメ系

グルメ系の特典を比較したものが下記。
特典 | ゴールド・プリファード | プラチナ・カード |
招待日和 | 国内外約250店舗 海外はシンガポールのみ | 国内外約250店舗 海外は、シンガポールのほか、ハワイ・台湾 |
KIWAMI50 | なし 昨年は一部の店舗がイベントとして、ゴールド会員にも開放された。 | 全ての店舗に参加可能 |
ポケットコンシェルジュ | 20%割引 年間1万円まで | 20%割引 年間最大4万円まで |
レストラン割引 | 15%割引 | 15%割引 |
ホテルダイニング | 10~15%割引 | 10~20%割引 |
スタバ割引 | オンラインカードへの入金で、年間5千円の割引 | なし |

ダイニング特典に関しては、ゴールド・プリファード、プラチナ・カードに大きな差は見られない。
招待日和に関しては、国内の店舗が個人的に増えた気がするのと、海外の対象範囲が広がったことは
プラチナ・カードの優位点である。
KIWAMI50はプラチナ・カードのみの特典であるが、予約が先着順のため、なかなか取れないという話もあり、大きな期待を寄せるべきではないと思う。
2024年には、ゴールド・プリファード会員向けに、鳥しきやにしぶち飯店、鮨さいとうなどが特別イベントとして、解放された。
ポケットコンシェルジュに関しては、単純に割引の上限額が増加している。
利用できる店舗の総数に差はない。
ゴールド・プリファードのみの特典として、スターバックスカードのオンライン入金での
キャッシュバックがある。
これは、年間25000円分の入金が対象となる。
プラチナ・カードにないのが不思議なくらい、素晴らしい特典だと思う。
それ以外の特典に関しては、基本的に大差ないと考えたほうがよさそうである。
ポイント系
続いては、ポイント関連の付帯サービスを比較していく。
アメックスプロパーカードは全般的にポイント還元は地味である。
そのため、これまでの比較以上に差が出ないと思う。

サービス | ゴールド・プリファード | プラチナ・カード |
基本還元率 | 1% 100円で1ポイント | 1% 100円で1ポイント |
ボーナスポイント | 3% 上記に加え、 100円で2ポイント ※50万円分まで | 3% 上記に加え、 100円で2ポイント ※500万円分まで |
海外での還元率 | 1% | 3% |
マイル移行 | 0.3~1% | 0.3~1% |
基本的な還元率は、100円で1ポイントつく、1%還元である。
これに加え、ゴールド・プリファードでは、ボーナスポイントプログラムに自動的に加盟される。
この場合、対象加盟店での還元率は3%となるが、上限が1万ポイントと少し物足りない。
プラチナ・カードは申し込みが必要だが、上限が10万ポイントと十分である。
海外の還元率は、ゴールド・プリファードが国内と変わらないのに対し、プラチナ・カードは3%(オプションに申し込みが必要:登録無料)還元となり、為替手数料を差し引いても約1%分の還元となる。
マイル移行に関しては、どちらも移行の際の比率は同じであるが、ANAマイルに移行するのに必要な手数料(年5500円:自動更新)がプラチナ・カードのみかからない。
それでも、ANAマイルのみの年間以降上限はどちらのカードも40000マイル分までである。
コンシェルジェ等その他
そのほかの特典の比較をする。
ライフスタイル関連や付帯保険がメインとなる。
特典 | ゴールド・プリファード | プラチナ・カード |
コンシェルジュ | なし | 24時間365日 |
会員限定イベント | 参加可能 基本的に2回目の申し込み日 | 参加可能 最速で申し込み可能 |
旅行保険 | 最高1億円 利用付帯 | 最高1億円 自動付帯の場合、最高5千万 |
ショッピング保険 | 最高500万円 | 最高500万円 |
スマホ保険 | 最高5万円 | 最高15万円 |
サブスク割引 | なし | 20%割引 最大12000円 |
大きな違いは、コンシェルジェの有無、旅行保険、サブスク割引になるだろう。
順番に解説していく。
コンシェルジェは、プラチナ・カード以上につく、24時間365日の電話応対サービス。
旅行の予約やレストランの予約が主になる。
ゴールド・プリファードではこのような予約代行サービスは付帯しないので、最大の違いになってくる。
会員限定イベントは、基本的にはどちらのカードも参加することができるが、申し込みの順番が異なる。
プラチナ・カード>プロパーカード>提携カード(ANAやマリオット、ヒルトンなど)の順番となる。
そのため、プラチナ・カードであれば最大3回まで申し込むことができる。
旅行保険はプラチナ・カードが自動付帯となる。
自動付帯の場合は、傷害死亡/傷害後遺障害保険金と賠償責任保険金が最高5千万となり、利用付帯の場合は、これらが1億円になる。それ以外は自動付帯と利用付帯で金額に差はない。
プラチナ・カードの場合は金額も充実しているので、不安な方以外は別での旅行保険は不要だろう。
スマホ保険は金額がプラチナ・カードになると、金額が上昇する。
ただし、使う機会はあまりないと思われる。
サブスク割引はプラチナ・カードのみの特典となる。
毎回20%割引、年間最大12000円までとなる。
対象となるサブスクは以下。
- Hulu
- DAZN
- Netflix
まとめ
今回は、アメックスのゴールド・プリファードとプラチナ・カードを比較してみた。
特典内容としては、似通っており、プラチナ・カードはゴールド・プリファードの特典を
グレードアップしたものが多い印象を受けた。
年会費の差が10万円以上あるので、これらの特典を使いこなせるかどうかが保有するかどうかの
基準の一つであることは間違いない。
最後に、それぞれのお勧めの方を再掲しておく。
ゴールド・プリファードがお勧めの方
- 年間200万決済を安定して継続できる
- 優待や特典は(プラチナほど)多くなくてもよい
- 金属製カードでも困らない
プラチナ・カードがお勧めの方
- 高額な年会費を支払えるor気にならない
- 海外旅行や高級レストランに定期的に行く
- クレジットカードにステータス性を求める
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
